学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -189ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

        『 平方根のある問題から学ぶこと 4 』

○ ( 平方根のある問題から学ぶこと 3 の宿題 ) と その(解答) 

 
次の(     )に入る適切な語句を下から選んでください。

  (1)  121 の平方根は 11 である ための(     )。

  (2)  
√9 の平方根は ±3 である ための(     )

  (3)  
±9 は 81 平方根である ための(     )

  (4)  1
 の平方根は ±1 である ための(     )

    (5)  
2 は 4 の平方根である ための(     )

  ① 必要条件ではあるが、十分条件ではない
  ② 必要条件ではないが、十分条件である
  ③ 必要条件であり、十分条件でもある
  ④ 必要条件でもないし、十分条件でもない

(解答) (1) ①  (2) ④  (3) ③  (4) ③  (5) ②

   (1)  121 の平方根は 11 である   ための(     )
          主語の「 121の平方根 」は「 ±11 」で、補語の「 11 」に含まれない。
     補語は主語に含まれる。
必要条件

   (2)  
√9 の平方根は ±3 である   ための(     )
     
主語の「 √9 の平方根 」は「±√3 」で、補語の「 ±3 」に含まれない。
     補語は主語に含まれない。

   (3)  
±9 は 81 平方根である   ための(     )
         
主語の「 ±9 」は、補語の「 81 の平方根 に含まれる。
     補語は主語に含まれる。必要十分条件
     「 ±9 」は、「 81 の平方根 に 同値 である。
 
   (4)  1
 の平方根は ±1 である   ための(     )
          主語の「 1 の平方根 」は、補語の「 ±1 」に含まれる。
     補語は主語に含まれる。必要十分条件
     「 1 の平方根 」は、「 ±1 」に 同値 である。

      (5)  
2 は 4 の平方根である   ための(     )
         
主語の「 2 」は、補語の「 4 の平方根 」に含まれる。
     補語は主語に含まれない。十分条件

☆ 文「 A は B である。」が 正しい文である ために

「 2 は 素数 である。」 ・・・ [1]
「 2 は 144 の約数 である。」 ・・・ [2]
「 2 は 8 立方根 である。」 ・・・ [3]
「 2 は 4 の平方根 である。」 ・・・ [4]
「 2 は ±2 である。」 ・・・ [5]

[1] から [5] の文は正しいでしょうか。

[1] 
素数は、{ 1 とその数自身のほかに約数をもたない数}です。
      よって、2 は 素数 に含まれるから、[1] の文は正しい。
[2] 
144 の約数は、
     { 1 , 2 , 3 , 4 , 6 , 8 , 9 , 12 , 16 , 18 , 24 , 36 , 48 , 72 , 144 }です。

      よって、2 は 144 の約数 に含まれるから、[2] の文は正しい。
[3] 8 の立方根 は、立方(3乗)すると 8 になる数で、3つあります。(高校数学の内容)
      2 を3乗すると 8 になるから、
2 は 8 の立方根 に含まれる。
   よって、
[3] の文は正しい。
[4]
 4 の平方根 は、平方(2乗)すると 4 になる数で、2つあります(中3数学の内容)
   2 を2乗すると 4 になるから、2 は 4 の平方根 に含まれる。
   よって、[4] の文は正しい。
[5]
 ±2 は 2 と -2 です。よって 2 は ±2 に含まれるから、[5] の文は正しい。
  しかし、

   これは、あまりにも当たり前すぎて
文脈(前後関係)があるならまだしも
   わざわざ単文で語る必要のないものです。(情報量はほとんどない
   「 2 は ±2 である。」を 2 は ±2 に含まれる。」と解釈するからこそ正しいのであって、
   次の解釈では、誤りになります。

  私たちは、日常
   「 2 は ±2 である。」 を 「 2 は ±2 に等しい。」,「 2 =±2 である。」 と解釈し
   「 2 は ±2 である。」 と言われると、
   「 それは誤りで正しくは、2 は 2 である。」 と言い返したくなります。

  つまり、「 (数) は (数) である。 」 という文は、
   「
 (数) は (数) に等しい。 」 あるいは 「 (数) = (数) である。 」 と
   解釈するのが普通です。

「 1+1 は 2 である。」
 ・・・ [6]
「 2×1 は ±2 である。」 ・・・ [7]
「 8-2×5 は -2 である。」 ・・・ [8]
「 2 は 2 である。」
 ・・・ [9]

これらは、正しいでしょうか。

[6] 「
 1+1 は 2 に等しい。「 1+1 = 2 である。」と解釈し、1+1 を計算すると 2 になるから、
   [6] の文は正しい。
[7] 
「 2×1 は ±2 に等しい。」「 2×1 = ±2 である。」と解釈し、
   2×1 を計算すると 2 になるから、[7] の文は誤り。
[8]「 8-2×5 は -2 に等しい。」「 8-2×5 = -2 である。」と解釈し、8-2×5 を計算する
      8-2×5
       = 8-10
       = -2     となり、
[8] の文は正しい。
[9] 
[9] の文は正しい。
   「 2 は 2 である。」 のように、
   「 AA である。」 という文は、A がなんであっても常に正しく誤ることのない文です
   あまりにも当たり前すぎて文脈(前後関係)があるならまだしも
   わざわざ単文で語る必要のないものです。
      (
情報量がゼロ)つまり意味がない。

  「(式) は (数) である。」 という文は、「(式) は (数) に等しい。」 と解釈し、
  (式)が計算できる場合、その計算結果と(数)が等しいかどうか判断します。

(問) 次の文で正しいものには○をつけ、誤っているものは下線部を直しなさい。
  ① 
1+1 は ±2 である。
   ② √9 は ±3 である。
   ③ √(-4)² は ±4 である。
   ④  (-√7)² は ±7 である。

 解答は、一番下(一番最後)にあります。



文「 A は B である。」が 正しい文である と判断するために、
・ A が B に含まれる 
・ A と B は等しい
など A と B の関係 を捉えることが大切です。 

 文「 A は B である。」の 
A と B の関係を捉えるために、
 「 A は B である ための( 必要十分 ・必要十分 )条件」を活用しましょう。

A と B の関係を捉えるために
必要なのは、
  1. 「 A は B である。」という文全体の意味
  2. 
「 A は B である。」という文に含まれる 単語・句 の意味
です。
要するに、
文「 A は B である。」の正誤判断は、今のところ 言語の意味 に基づいてなされています。

もう1つ、A と B の関係を捉えるために
必要なものがありますが。
今のところ必要ありません。


○ ( 平方根のある問題から学ぶこと 4 の宿題 )
次の(     )に入る適切な語句を下から選んでください。


   (1)  x²=121 は x=11 である ための(     )

  (2)  二等辺三角形 は 三角形 である ための(     )。

  (3)  
二等辺三角形 は 2辺の長さが等しい三角形 である ための(     )

  (4)  三角形
 は 四角形 である ための(     )

  (5)  ab=0 
は a=0 または b=0 である ための(     )

    (6)  
正三角形 は 二等辺三角形 である ための(     )

  (7)  x=3 は x²-x-6=0 である ための(     )

    (8)  xy=1
 は x=y=1 である ための(     )

  (9)  t=2 は t²-4t+4=0 である ための(     )

  ① 必要条件ではあるが、十分条件ではない
  ② 必要条件ではないが、十分条件である
  ③ 必要条件であり、十分条件でもある
  ④ 必要条件でもないし、十分条件でもない

解答は、補講『 平方根のある問題から学ぶこと 5 』に掲載します。

=======================================
十分条件・必要条件・必要十分条件の判別は、
主語部分 と 補語部分 の包含関係を考えることです。

だから、
主語」と「補語」と「含まれる」という言葉が使えないと、
十分条件 ・ 必要条件 ・ 必要十分条件 の判別は、難しいのです。


(問の答え) ①  2    ②  3   ③  4   ④  7