慶應通信最大の壁はレポートという人も多いのではないでしょうか。
地方在住でスクーリング参加が大変、卒論が大変など、壁は人によって異なるとは思いますが、レポートで挫折して中退してしまう人が多いのかなと私は思います。
ちなみに私のレポートの印象は「億劫」の一言に尽きます。
たぶんレポートを書く適性は高いと思うのですが、めんどくさがりで努力嫌いなので、とにかく先延ばしを繰り返していつも締め切り1週間前ぐらいから手を出し、締め切り日にゆうゆう窓口に持ち込むか、日付が変わる寸前にWebで提出するのがお決まりでした。
えっと「適性は高い」と書いた理由なんですが、レポートの不合格ってあんまりないんですよね…。
噂では難関とされる科目はだいたい一発合格でした。例えば論理学(A)(L)、西洋哲学史I,II、現代倫理学の諸問題、倫理学あたりです。
最多提出が2回不合格で3回目で合格になった心理学IIで、これは引用の問題点を指摘されて不合格でした。
それ以外に1回不合格で2回目に合格になった科目が少しだけありましたが、数学基礎の計算のケアレスミスだったり、やはり引用の問題だったり…と、論旨が問題になったことってあんまりないんですよね。
そういえば某科目のレポート、章立てして書いたのですが、「レポート程度の長さの論文で章立てはナンセンス。節で区切りなさい」って講評だったこともありました…。
合格したレポートの講評にも「引用が荒いけど合格」(笑)とか、「引用した文をもっと大切に扱いなさい」って書いてあったことがあって、自分のレポートのダメさは、ほぼそこに集約されてるって感じですね(笑)
合格したレポートは講評が白紙で返ってくるものも多いのですが(逆にこれでよく合格だったな!ってぐらい指摘箇所があるレポートもありました)、合格の講評に書かれていた言葉から察するに、合格のポイントは次の二つなのかなと私は思います。(もちろん、引用などの体裁は厳守の上で)
1.論旨が明確
レポートの論旨はだいたい針の穴ほどの小さい一点にすることが多かったです。小さい一点だと序論で簡潔に説明できますし、各章が論旨とどう結びつくかわかりやすいです。また、章や何かの物事を説明するときにはいつもそれが論旨とどう結びついているかを記述してました。
4000字なんてあっという間に埋まります。私にとってはむしろ削る作業の方が多かったです。主張から外れた(というよりも遠い)部分をどんどんそぎ落としていけば、シンプルなレポートのできあがりです。
どうせ採点者を超える、うならせるレポートなんて書けっこないです。わかりやすい、すっきりした、シンプルな文章を書いたほうが採点者も読みやすいですし、提出者が理解しているってことが伝わりやすいと思います。
2.論理に一貫性がある
1.と関連性が高いですが、これもよく書かれていたので。
論旨が明確だと、レポート中の各章、専門用語、理論、引用が主題とどう結びついているかがわかりやすいですが、それが論理の一貫性にも繋がるんじゃないかなと思います。
もちろん、自分の理論を補足、補強する意見や引用だけを書くのではなく、批判的な意見もきっちりと書き、でもそれに対してはきちんと反論する。そうやってレポートの中で説明の道筋をはっきりさせることが必要なのかなと思います。
レポートってナビシートに座ってナビゲートする感覚に近いと思うんですよね。信号の度に右、左って言ってもナビはナビですが、なんとなーく運転しにくそう。最初に目的地はここだよって言ってからナビする。そして、高速使うとか、こういうルートで行くとか、大まかな予定を言う。幹線道路から逸れるとしたら、「渋滞だから」「工事中だから」ときちんと理由を話す。必要の無い脇道に逸れない。ナビの通りに運転すれば、不安もなくきちんと目的地に着く。これが良いナビです。これがレポートでできれば良いんじゃないかなぁ。なんでこんな山道走ってるのぉ?ってのはアレですよね…。
あ!それと、哲学の科目試験対策と、英語Iの科目試験のとこでも書いたんですが、やっぱり自分の中の熱い思いをレポートにぶつけることですよね。特に論述型。少なくとも私の場合はそれやると文章が活き活きしてましたし、それって採点者にも伝わると思うんですよね。
それと最後に。論理学(L)のレポートの文字数は参考文献入れても5300文字程度で合格でした。表もあったし、純粋に文章のとこだけなら4000字代だと思います。それも説明の前後に、我ながらくどいと思うぐらい理由を書いてです。1万字越えはおそらく文章が冗長だと思います。(この記事のように笑