17日~19日まで夏期休暇をいただきましたシンクデザイン佐藤です。
4月から一日中仕事以外の事をすることなく働いてきましたので、このままではいけないと!!5ヶ月ぶりにちゃんと休みを取るべく長野県(白馬)に登山しに行きました。
怒涛の2日間をブログにしたいと思います。
ちなみに長文です。
それではスタート!!
16日の夜まで仕事になってしまい、準備を直前の18時から始めました・・・・(笑)
この計画性のなさが後で地獄を見せます・・・・
まずは、準備を確実にしすぎ、この日の為に購入したMSRのテント、寝袋、食料、着替え、山頂で読みたい本、水、その他色々、またその他色々・・・・・必要ないもの色々・・・・・
48Lのザックにパンパンに押し込み・・・・
持ってみると・・・・
なんだか、もの凄く重い・・・・・・
まぁなんとかなるでしょ!!と23時から神奈川を出て白馬に向かいました。
そして、猿倉の駐車場に着いたのが午前3時。
少しは寝ないと山頂まで6時間なので仮眠することにします。
で、起きると5時半。
すでに朝になっている!!!
でも、6時間で山頂なので、ゆっくり朝食を取りながら支度をします。
予想していたほど駐車場も混んでいないので大雪渓の大混雑はないのかな??と。
山頂に着いたらテント張って、夕日まで読書して、夕飯作って。
いや~楽しみだなぁ~
と、上機嫌ですが・・・・・
すべて用意できたので、さぁ!!!出発だぞ!!!!! と・・・・
ザックを持った瞬間・・・・・
ん???
持ち上がりません・・・・
神奈川に戻ってきて計ったのですが、水を5Lも入れたザックは40キロくらいあったようで、激重!!!!
なんとか背負って歩いてみると、平地なのに フラフラ ・・・・・
この時、「今から荷物を整理しても無理があるし・・・・ やめるか?? でも・・・・ ここまで来てザックが重いからやめたなんて誰に言える?? 行くしかないよね・・・」 と心の叫びです・・・・
まわりの人から見てもおかしくないように真っ直ぐ歩き平然を装います・・・・
進むにつれて・・・ 「やっぱり無理だよ・・・ これは重過ぎる・・・ 絶対おかしい・・・・」と重いながらも平然を装いながら少しづつ進みます・・・・
かなり遅い速度なので、ガンガン抜かれます・・・・
スタートして間もないので、みんな軽快に話しながら進んで行きます・・・
一人でズシズシと一歩一歩進みます・・・・
「まだこんな平地なのに、この先本当に大丈夫か???」
泣きそうになっています・・・・・
目の前になんの山だかわかりませんが、綺麗な山が見えてくると帰ることは諦めて、なんとか夕方までには登頂しようと決心しました。
6時に出発していますから、12時間かけても18時。
ゆっくり進もう!!
と自分に言い聞かせて休み休み進みます。
けど、ザックは下ろしません。
だって、下ろすと持ち上げるのに苦労するから・・・・・
進むこと1時間半くらい。
やっと最初の目標「白馬尻荘」に到着。
「おつかれさん」ってそれどころじゃない!!と・・・・・
ここでもザックは下ろさず立ったまま休憩・・・・・
先が思いやられます・・・・・
すると、なんか白いものが!!!
大雪渓か!?
出ました!!!
大雪渓!!!!
これが大雪渓です!!!!!
ここまで来るとちょっとだけ元気が出てきます。
でも、まだ不安です・・・・・
やっと標識らしきもの発見。
あとで気が付いたのですが、丹沢ばかり登っていた自分は白馬には標識がないことを知りません・・・
ここから先、残り何キロや残り何時間などの標識がないことにどれだけ悩まされるか・・・・
こんな状態で常に前かがみで進みます。
頭の後ろの荷物が邪魔で顔を上げることすらできません・・・・
常に下を向いて上目使いで先を見て平然を保っています・・・・
出てきました~ 大雪渓!!!!
真夏に雪ですよ!!!
しかも、かなりの量です。
こりゃ大雪渓って名が付きますね!!!!
しかし、今年は雪が少ないらしく、雪渓の上を歩くのは危険なので、岩場を進みます。
この岩ばかりの足場にも後で泣かされます・・・・・
こんな状態ですので、危険です。
しかし、かなりの厚みがありますね。
そして、雪渓の上を歩く場所まで来たので、今回購入した軽アイゼンを装着☆
ここまで来ると、重さも当たり前になってきて、なんとか登頂してやる!!と気合十分になってきています。
みてください!この笑顔!!!
完全に作ってます。
おじさん連中に「重そうだね~ どこまで縦走するの???」って(笑)
まさか、1泊とは言えません(笑)
こんな亀裂の横を平気で歩いています・・・
大丈夫か!?と疑心暗鬼です。
しかし、かなりの深さがありました。
そして、ガンガン登ります。
どんどん抜かれます。
何も言わずに先に行ってくれ!!って感じです(笑)
俺は夕方までに到着すればいいの!!!明日もあるからゆっくりなの!!って(笑)
この踏ん張っているのわかります???
けっこう上りなので、しっかり踏ん張らないと倒れます。
荷物に引っ張られる自分は更に前傾なので、前方に見える杓子岳を止まらないと見ることができません(笑)
振り返るとこの絶景!!!
これが大雪渓☆
凄いインパクトです!!!
一人も抜かすことなく抜かされまくりでゆっくりと一歩一歩進みます。
前方には杓子岳。
目標は白馬岳なんですが、先に杓子岳が丸見えです。
まるで杓子岳を目指しているように見えますが、白馬岳はもっと先にならないと見えてきません。
ガンガン登っていきます。
時間に余裕もあるので、ゆっくり何度も休みながら年配な方と話しながら登ります。
しかし、来て良かったって本当に思います、この景色。
こんな景色ない!!って♪
杓子岳が近づいてきますが、いまだ白馬岳は見えません。
このさきずっと見えないままなんですけどね(笑)
まだかなまだかな?って思っている自分がいます(笑)
だいぶ登ってきました☆
まだ下から登ってくる人が大勢いるので安心していたのですが、登って来る人に「何時に入山しました?」って聞くと「7時前だよ」と・・・・
自分よりも1時間遅く入山してるのに・・・・(笑)
よっぽっどカメです(笑)
途中右側に大きな土砂の後があり、雪の上では休憩できなかったのですが、ようやくザックを下ろす事のできるスペースにたどり着きます。
ここで15分くらいゆっくり休憩。
雪渓も少し登ったら終わりのようです。
一眼レフで杓子岳を。
なんとも綺麗で素晴らしい!!
こんな山は見たことない!!
白馬三山の一つですね。
大雪渓を登りきりました。
終わり近くなると大きく割れています。
知らないで近寄りながら歩く人もいるので大変危険です。
雪渓は歩きやすいのですが、みなさん嫌いなようで土砂のほうを歩きたがります。
自分はゴロゴロした岩の上を歩くよりは雪渓の上を歩いたほうが歩きやすかったです。
そして、大雪渓全貌。
これだけの距離を丸見えの状態で登ります。
先が見えるのですが、前も後ろも絶景なので、荷物さえ重くなければ何も苦ではありません。
しかも、吹き抜ける風が気持ち良く、真夏なのに暑くないのもポイントの一つ。
9月であれば長袖がベストではないでしょうか。
杓子岳も角度が変わるとイメージが変わります。
こんなに尖がっていて、山頂はどれになるのでしょうか?
明日は杓子岳の山頂に立っているかと思うと・・・・
興奮してきています!!!!
早く白馬岳を登頂しなければ!!!!
ここからは、足場の悪い状態が続きます。
しかも、落石が多いので前を見ながら注意して進まないと危険です。
今にも落ちそうな大きな岩がたくさんです。
かなり歩きにくいのと、少しでもふらつくと落ちます。
どんどん登りますが、先は空なので後ろばかり見てしまいます(笑)
大雪渓、登ったな!頑張ったな!!ってニコニコです♪
しかし、ここまで平地は一切なくずっと上り。
そして、この先も山頂までずっと上りです(笑)
そして、40キロの荷物は何も食べないので減りません・・・・
前方はこんな状態。
どこが山頂で白馬岳はどこにあるの???
ってずっと疑問でした(笑)
進んでも進んでも山頂は見えず・・・
しかし、緑が綺麗で癒されます。
ここまで来たときには、なんとか3時までには到着しそうだ!!って!!!
3時って9時間!?って(笑)
通常6時間のところを9時間かけています。
杓子岳の真横くらい。
ここまで来ると見飽きています(笑)
杓子岳を後方に進むようになるので、たいして景色は変わらなくなります。
そして、あれが山頂でなくて良かった・・・と(笑)
どんどん登りますが、いまだ白馬岳の山頂は見えず・・・
大雪渓も見えなくなり落石の心配もなく花がたくさん咲いていますが、それどころではありません(笑)
早く山頂がみたいです・・・・
そして、見えました!!
見えたよ!!!!!!
見えた!!!!!
白馬岳頂上宿舎!!!
でも山頂じゃないんです。
最後の上りが・・・・
この時、すでに死にそうなので山頂はあきらめ、どこにテント場があるのかだけを考えています。
とりあえず、この荷物を置いてゆっくりしたい・・・・
3時までには荷物を下ろしたい・・・・
3時までに登頂したい気持ちなんてまったくありません。
最後の最後で休憩多発です。
最後かと思えば頑張れるのが普通ですが、40キロは伊達じゃありません!!!
痩せてる女の子を背負って登っているようなもんです。
途中、寝不足もあり休憩しながら寝ました(笑)荷物下ろさずに・・・・
落石多発の杓子岳。
本当に格好良い!!
明日は待ってろ!!!と半分怒って残りを登ります。
ここまで来ると、いつもの岩岳スキー場が見えます。
しかし、小さい。
実はスタート地点の猿倉と岩岳スキー場の標高は同じくらいなんです。
スタートから標高1230m。
白馬岳標高2932mですので、1700mを登っています。
どんどん高くなっていきます。
ここまで来ると変な元気が出てきます。
大雪渓も忘れています(笑)
とりあえず、テント場まで!!!
そして、到着テント場です。
すかさず張ります張ります!!
この時、一緒に登っていた愛知県から来た方に一緒にテントを張ってもらいました。
初心者の自分に親切に教えてくれて、山っていいなってしみじみ感じた瞬間です。
その方は明日、朝日岳を目指すらしく自分とはまったく逆方向でしたので、明日の朝まで一緒に行動することになります。
特に苦労することなく完成。
初にテント☆
最高ですよ!!!
自分の基地のようです(笑)
雨の心配もないですし、風が強くなることもなさそうでしたので、神経質になることなく簡単に張ってみました。
ちゃんと張るにはもっと経験が必要なようです。
ザックに入っていた荷物をテントの中にばら撒きました(笑)
何を持ってきたのか・・・
何しに来たのか・・・・・
凄い荷物です・・・・・
いくらトレーニングとはいえ、これはやりすぎです・・・・・
意外にテント少ない。
もっと混雑するのかと思ったにですが、お盆を少し外したのでこの程度です。
左はじのテントが自分です。
すぐに夕方(笑)
ご飯の準備よりも夕日を見る準備のほうが先になっています。
そして、山頂の白馬岳には行ってません。
さすがに疲れたので、朝日と同時に白馬岳登頂にしようと(笑)
愛知の方と一緒に夕日をGetするために移動します。
あんなに何度も見た杓子岳が夕日でさらに綺麗に。
この瞬間を見るために頑張ってきました。
まだまだ感動がありそうですが、この時幸せを感じています。
あした登頂する白馬岳。
手前に見えるのが白馬山荘です。
まるでホテル。
自分はテント。
あの尖がった山頂にあした行きますよ☆
こちらも明日いく左が杓子岳、右が白馬鑓ヶ岳。
格好良い!!
これは写真じゃ伝わりません。
夕日で綺麗に。
そして、初日の途中ですが、今日はここまで。
すでにこの時、疲れも忘れて夕日で頭いっぱいです。
お腹が空いていることも忘れています。
仕事も忘れています。
それでは、あした続きを紹介しますね。