義理の母は家族のお祝い事には必ずお赤飯を作る人でした。
その習慣を私も引き継ぎ家族の誕生日や入学式、卒業式、成人式など
節目ごとにお赤飯を作るようになりました。
お祝いの気持ちを込めて皆で分かち合えるようにと
毎回心を込めて炊いています。
しかし30年近く作り続けても毎回完璧に仕上げることができず
炊飯器を開ける瞬間は今もドキドキします。
柔らかすぎてしまったりうまく蒸し上がらなかったりすると
あぁ、失敗したなとがっかりしてしまうこともあります。
そのとき作り直す時間も材料もなく
仕方なくそのまま食卓に出すときの申し訳ない気持ちが正直
辛いものです。
「それなら買った方が楽じゃないか?」と考えることもありますが
なぜか手間をかけてでも自分で作り続けることにこだわりがあるのです。
食べる側にとっては買ってきたものでも構わないかもしれませんが
私にとってはその気持ちが込められていることが大切なのです。
年齢を重ね料理が思うようにできなくなった義母に代わって
お赤飯を作ることになり、さらに緊張感が増しました。
先日も義母と義父の誕生日が続いたのでお赤飯を作ったのですが
自分の中では「一勝一敗」という出来栄えでした。
それでも義母も義父も喜んで食べてくれて
逆にその笑顔に感謝の気持ちが込み上げてきました。
完璧を目指して作っているつもりでも
完璧でないからこそ伝わる気持ちもあるのかもしれません。
これからもお赤飯作りを続けながら
少しずつでも安定した出来栄えを目指して頑張りたいと思います。
義母から「まだ頑張りなさい」と言われているような気もしますが
その過程を楽しみながら
これからも家族の大切な節目をお祝いできたらいいなと思っています。