4月に書いた記事の中でGWに入ったら思い切って

家の片づけ(捨てる)をしようと決めていました。
まずは衣類と本から…と始めてみたところで、

思いがけず手が止まってしまいました。

本棚の奥から出てきたのは昔よく買っていた料理雑誌

「オレンジページ」です。
懐かしさが一瞬でこみ上げてきて気がつけば何冊も

パラパラとめくっていました。

もう30年近く前のものもありました。
お菓子や料理、パンの特集、季節のイベントに合わせた

特別号などいろいろあって
ページの端が折れていたり、キッチンで使っていたからか

少し波打っていたりして
使い込んだ感じがなんとも言えず、

当時の自分がすぐそばにいるような気がしました。

若かった私はこんなふうに毎月のように本を眺めながら
「次はこれを作ってみよう」なんて思っていたんだなぁと

しみじみしてしまいました。
家族の顔を思い浮かべながら献立を考えたり、

人が集まる日のメニューをあれこれ悩んだりしていたことも
その時の空気ごとふわっとよみがえってきました。

今はもう子どもたちも大きくなって食卓に並ぶものも

ずいぶん変わってきました。
あの頃のように毎日のように料理雑誌をめくることも

なくなりましたが
そういえば私、あの頃すごく頑張ってたんだなって、

ちょっとだけ胸があたたかくなりました。

本当は少し迷いましたが、もうひとつの役目を終えたような

気がしたので今回手放すことにしました。

今はネットですぐにレシピも探せますし、

本を開く機会もほとんどなくなっています。

使うツールが時代とともに変わりました。

でも、あの雑誌たちがそばにあった日々が

私の時間をつくってくれていたんだと思います。
思いがけず手が止まった片づけの時間で

自分の歴史をひとつ思い出せたような気がしました。

モノもキモチも想い出も一区切りでき

今日は充実感があったなと思いました。