昨日は有休をとって親の通院に付き添ってきました。
先月と同じ総合病院です。
前回は何かと慌ただしく過ごしてしまいましたが
今回は少し勝手がわかっていた分だけ
気持ちに余裕があったように思います。
車いすの移動もスムーズで、待ち時間の過ごし方も
落ち着いて対応できた気がします。
親は認知症が進んでいて、この病院自体は覚えていても
先月も来たことはすっかり忘れていました。
でもそれが逆に毎回が新鮮な出来事みたいになっていて
少しおかしくもあり、なんだか可愛らしくも思えます。
「ここ初めて来たわね」と言いながら
建物の大きさや人の多さに驚いていました。
そのたびに「先月も来たのよ」と答えると「あらそうなの?」と。
でも少し経つとまた同じ質問をして、私がまた答えて、
そしてまた「そうなのね」と。
そんなやりとりが何度も繰り返されて、
でも不思議と退屈することはありませんでした。
普段は施設で過ごしているので外に出るだけでも
ちょっとした気分転換になります。
だからか終始なんとなくご機嫌で
よくおしゃべりもしていました。
大きな病院は受付、検査、診察、また受付、そしてお会計と
どうしても時間がかかります。
お昼をまわるのを覚悟していましたが、
思ったより早く終わって施設に戻る予定の時間まで
少し余裕ができました。
いいお天気だったこともあり「喫茶店でコーヒー飲もうか」
と誘ってみました。
施設ではあまり飲む機会がないようなので
大好きなコーヒーをここで楽しんでもらえたらと思ったからです。
そのときのぱっと明るくなった表情が今も思い出されます。
とてもとても嬉しそうでした。
病院内の喫茶店に入り、窓際の席でゆっくりと。
穏やかな日差しと、のんびり流れる外の景色。
淹れたてのコーヒーがなんだか体にしみホッとしました。
気がつけばもしかして私のほうが癒されていたのかもしれません。
こういう特別でもなんでもない時間が、
あとからそっと背中を支えてくれることもあるのかもしれないなと
そんなことを思いました。
日々の暮らしは慌ただしくて、正直気持ちが追いつかないときもあります。
けれどこんな風に親の笑顔を間近で見られる時間があったことを、
きっといつか振り返って大切な記憶だと思える日がくる気がします。
なんでもない一日でしたがそんなことを考えることが
できた昨日はとても有意義な有休になりました。