昨晩、久しぶりに息子がふらりと帰ってきました。
地元の友達と会う約束をしたそうです。
あれこれ話してくれたような気もしますが

眠気に勝てず、ちゃんとは覚えていません。
ただ朝早く出かけるということだけは

なんとなく頭に残っていました。

せっかく帰ってきたのだから見送りくらいはしたいな

と思って、いつもより早めに目を覚ましました。
コーヒーをのみながら、ぼーっとしながら

その時を待っていました。
朝の日差しがじわじわと強くなってきます。
犬の散歩にそろそろ行っておいたほうがいい時間なのですが
私が外に出てしまうと息子と入れ違いになるかもしれないと思って
なんとなく落ち着かずしばらく待つことにしました。

けれどなかなか出かける気配がありません。
私の記憶違いだったのかもと思いつつ、コーヒーを飲んだ後は

待ち時間のあいだに洗濯機を回したり、

食器を片づけたりして過ごしました。
ようやく息子が支度を始めたので、あらためて

出発時間を聞いてみたところ
なんと、全然違う時間だったのです。

ああ、それならもっと早く散歩に行けたのに。
日差しがまだ穏やかなうちに出かけられたのにと

少しだけ肩が落ちました。
でもどうしてかそこに怒りの気持ちはなかったです。
ただ自分がまた

「誰かを優先して、自分のことを後回しにしている」

と気づいた、その静かな思いだけが残りました。

・・・昔からそうだったなと感じます。
家族の予定をまず考えて私はその隙間にそっと

自分の予定を入れる。
何か予定を立てるときもどこかで

「私が動いたせいで、誰かの計画に支障が出るのでは」と

考えてしまいます。
頼まれたわけでもないのに勝手に気を回して

勝手に遠慮してしまいます。
そして自分のしたいことがどんどん先送りになってしまうのです。

たとえば美容院。
そろそろ行きたいなと思っても少し先の予定となると

「その頃、何か家族の予定が入るかも」と

考え始めてしまいます。
手帳を開いて家族の予定を確認し

「この日ならいいかな」「でももしかして…」と

ずっと悩み続けてしまいます。
予約すればいいだけの話なのに、

何かあったら変更すればいいだけなのに、

それすらなかなか決められません。
なんともまどろっこしいなと自分で思います。
でもずっとそうやってきたのだなと、

あらためて思い出しました。

人に合わせることが悪いとは思っていませんし、

それが自然だった時期もあったのだと思います。

自分がそうしたかったという気持ちは確かにありました。
ただ、それがもう必要ない場面でも

まだ同じようにしてしまう自分がいるのです。
そんなことに気づいた朝でした。