子どもが家を出て夫婦二人と犬との生活も

少しずつ新しいペースができてきています。
朝の支度の時間も夕食の支度もどこかゆったりしています。

洗濯物の量が減り、食材を買う量も控えめになりました。
調理器具の出番も限られてシンクがすぐに片づくように

なったのは疲れたときには助かると思うことも。

そんなふうに暮らしのリズムが変わる中で

掃除の仕方にも変化がありました。
汚す人が一人減ったことで

汚れを落とすための掃除はぐんと減りました。
また部屋が散らかることも少なくなって

「片づけるための掃除」というよりは

「きれいを保つための掃除」が中心になっています。

ただ「保つ」ための掃除は毎日の中でつい後回しに

してしまいがちです。
少しくらい掃除をさぼっても家が乱れることはないので

気づけば掃除の回数が減っていました。

そんなことに気づいたのはこの週末でした。
久しぶりに家にお客さんを迎える予定ができ

あらためて家の中を見渡すと
拭き掃除や玄関の靴の整理、テーブルの上の紙類の山など
「あとでやろう」と思っていた小さなことが

いくつも目につきました。

金曜日まではなかなか動く気になれませんでしたが
当日の朝になると不思議と体が動きました。
掃除を始めると気づくことが次々に出てきて、
玄関先の花壇の手入れや、庭に積もった枯葉の

片づけまで取りかかっていました。

お天気も良く掃除の途中で窓を開けると

すーっと風が家の中を通り抜けていきました。
その風がカーテンを揺らす様子を見ながら
「やっぱり、家の空気を動かすのは気持ちがいいな」

と思いました。

お客さんとの時間も楽しく過ごし
片づいた家の中で過ごす週末はなんとも心地よいものでした。

本当は日々の中で少しずつ掃除を続けられたらいいのですが
なかなか完璧にはいきません。
それでも今日のような日をきっかけに

「お掃除スイッチ」が入るのも悪くないなと思いました。

きっと大切なのは「気持ちよさを思い出すこと」なのかもしれません。
こうして一度リセットできると

次の日々が少し整って見える気分を積み重ねられるように

したいと思った週末でした。