犬の散歩で通る道に思わず立ち止まってしまう家があります。
大きな花壇でも、豪華な花が咲き乱れているわけでもありません。
それでも一年中いつ通っても

玄関先の花壇が「整っている」のです。
ひと株ひと株がきれいに並び花も葉も生き生きとしていて
その丁寧さが遠目にも伝わってきます。
我が家にも小さな花壇がありお花を植えています。
水やりはしていますが基本的には

“自然に咲くのを楽しむ”スタイルです。
だからこそその整った花壇との違いは何だろうと考えました。
答えはとてもシンプルでした。
細やかなお手入れの差なのだと気づいたのです。
花が次々と咲くなら役目を終えていく花や葉もある。
それをきちんと取り除く。
風で舞い込む枯れ葉やいつの間にか生えてくる雑草をこまめに払う。
土の表面を整える。
そういう一つ一つの気遣いが

あの花壇の美しさを作っているのだと思いました。
一方の私はというと
終わった花はそのまま、枯れ葉は時々集める程度。
シーズンが終わったら新しい苗を買ってきて植え替える
そんな“ざっくりスタイル”でした。
お花への気遣いとか最後まで楽しむという視点が
少し足りなかったのかもしれません。
実は今、我が家のパンジーが全体的に終わったように見えて
そろそろ植え替えようと思っていたところでした。
でもあのお宅の花壇のように
同じように丁寧に手をかけてみたらどうなるかしらと

思い立ったのです。
手をかけてみたら
パンジーはまだまだ力を残していて
「まだ咲けるよ」と言わんばかりに
驚くほどきれいに見えたのです。
これは本当にびっくりしました。
花壇が教えてくれたのは
少しの気遣いで景色はこんなにも変わるということでした。

まだもうしばらくパンジーを楽しめるなんて

お得なかんじすらしたのでした。