昨日は年休をとって母の通院に付き添ってきました。
施設でお世話になっている母なので

一緒に外出できるのはこういう通院のときくらいです。
認知症が進んでいる母と過ごせる時間は

今の私にとってとても貴重だと感じながら向かいました。
車の中では母は窓の外をゆっくり眺めていて
季節の空気を感じているような

どこか穏やかな表情をしていました。
そんな姿を見るだけで少し安心する私がいます。
病院に着くと母は施設のスタッフの皆さんにも

受付の方にも、看護師さんにも、

そして主治医の先生にも会うたびに丁寧に

あいさつをしていました。
「おかげさまで」
「お気遣いありがとうございます」
「お世話になります」
「ありがとうございます」
何度も、何度も。
待ち時間が長くて疲れているはずなのに

そういうことは一切言わず
むしろ「来てくれてありがとう」

「忙しいのに私のためにすまないね」と

私に声をかけてくれるのです。
認知症ゆえにどこまで今の状況を理解している

のかはわかりません。
それでも人に対する姿勢や言葉のかけ方は

やっぱり“お母さんはお母さん”だなと

感じる場面がいくつもありました。
昔から誰に対しても丁寧でやさしい人でした。
確かに認知症ゆえに短期記憶が本当に薄れているから

何度も何度も同じことを聞かれたりはするけれど

それも含め通院に同行する時間は私にとってはいつも温かく
「お母さんが少しでも幸せでありますように」と

願う時間でもあります。
帰り道、母が少し疲れた様子を見せながらも

穏やかにしているのを見ると
今日一緒に来られてよかったなとしみじみ思いました。
こういう時しか役に立てない私ですが
一緒に過ごせる時間をできるだけ有意義にしたい。

日頃母のお世話をしてくださる施設の方に

改めて感謝の気持ちを持ちながら
そんなことを思う一日でした。