会社でとてもお世話になった方が今月末で退職されることを知ったのは
一ヶ月前のことでした。
来年もその先も当たり前のようにお仕事で関わりを持てると
思っていたので
突然の知らせにただただ驚き言葉を失うほどでした。
その方は毎日必ずやりとりするような近さではありませんでしたが
私にとっては何かあった時に心強い相談役になってくださる存在でした。
普段は緊張することなく
必要な時に自然に声をかけられる人だったのに
退職を知った瞬間からなぜか遠慮や壁のようなものを感じてしまい
声をかけられなくなってしまったのです。
退職の日は一日一日近づいてきます。
話したいのに話せないまま時間が過ぎ
気づけば12月も半ばを過ぎていました。
残された時間はあとわずか。
やはりこれまでの感謝を直接伝えたいという
思いは揺るぎませんでした。
寄せ書きも回ってきましたがそれだけでは伝えきれないと思い
勇気を出して「お話の時間をいただけませんか」
と声をかけました。
半ば勢いでしか言えなかった一言でしたが
快く応じてくださり30分ほどのお時間を
いただくことができました。
私はその方に心からの感謝を伝えました。
仕事を通じて成長を感じられるきっかけをくださったこと
人見知りな私に飲み会で声をかけてくださり
少しずつ自己肯定感を高めてくださったこと
今までの自分を変えるきっかけをくださったこと。
直接お礼を言えたことで胸がいっぱいになりました。
そして何より
「言えた」という充実感をいただくことができました。
肩に力が入っていた気持ちがすっとほどけて
心の中に温かい余韻が残りました。
特別なことをしたわけではないけれど
言葉にできたことで自分の中に区切りがついたように思います。
これからもこうして小さな一歩を重ねながら
日々を過ごしていけたらいいな、
後悔のないような選択をしていきたいなと感じたできごとでした。