例年であればこの時期にはある程度年賀状の準備を
進めているのですが、
今年はなぜかどうしても手を付ける気分になれません。
毎年「年賀状じまい」を迷ってきましたが
今年はその思いがこれまで以上に強くなっているように感じています。
とはいえ、私の性格上いきなり「もう出しません」と
切り替えることはできません。
「今年で終わり」と宣言すべきなのか、あるいは
これからも続けたい人だけに絞って送るのか…。
そんなふうにあれこれ考えているうちに気持ちが定まらず
準備に踏み出せないのかもしれません。
主人に相談してみたところ同じように悩んでいたことがわかり
どこか安心したような、ますます慎重に考えたくなったような
気持ちになりました。
もう少し時間をかけて整理していこうと思っています。
そんな折、喪中はがきが届き始める季節になりました。
今日届いたのは直接深くお付き合いがあったわけではないものの
私たち夫婦のことを長年気にかけてくださった
親戚のように温かい存在だった方のご家族からのものでした。
今年の初めにその方が亡くなられたと知った日のことは
今でも鮮明に覚えています。
その日、自宅のインターホンが鳴り
モニターに映ったのは見覚えのないご高齢の男性。
最初は少し不安でしたが受け答えがとても丁寧だったため
事情はわからないまま玄関へ向かいました。
そこで初めてその方のご主人だと知ったのです。
そしてお葬式など一連のことが終わった直後に
わざわざ我が家まで挨拶に来てくださったことを知り
胸がいっぱいになりました。
生前とても温かく優しい方でしたがそのご主人もまた誠実で
そして一世代下の私に向かって
「妻が大変お世話になりました」と深々と頭を下げてくださいました。
その姿に心を打たれ、人とのご縁を大切にすることは
こういう豊かさにつながるのだと感じた瞬間でもありました。
今日届いた喪中はがきを手にとりながら
あの日の気持ちを思い出しました。
丁寧な字で手書きされた宛名を見て
このご主人と新しいご縁を少しずつ深めていくのも
素敵かもしれない…そんな思いも湧いてきました。
年賀状じまいはもう少し先でもいいのかもしれません。
そんなことをしみじみと考えた一日でした。