2日経った今でも先日の自分の振る舞いが

心にひっかかっています。
その日は仕事で受けたある相談に対して

思わず感情的になってしまい語気が強くなってしまいました。

私は従業員支援を担当する部門で働いています。
だからこそどんなときでもできるだけフラットに話を聞き、
「できること・できないこと」を整理し

必要があれば制度的なサポートをご案内し、
たとえ希望に添えないような内容であっても

妥協点を一緒に探す・・・
そんなスタンスで日々の相談対応にあたってきた

つもりです。

それなのに先日は違いました。
なぜか冷静さを失ってしまい

気がつけば強い口調で相手に返してしまっていたのです。
その場で「しまった」と思ったものの

ブレーキをかけきれませんでした。

何度も何度もその時のやりとりが頭の中で再生されます。
嫌な気持ちになるのはわかっているのに

どうしても繰り返してしまいます。

でもそうやって自分を責めているうちに

少しだけ気づけたこともありました。

私自身困難に直面したときは

歯を食いしばって何とか自分でできることを探し
わからないこともある程度調べてから相談するタイプです。
与えられた制約があっても

その中で何とか前に進もうとする
そうやってある種の“がんばり”で

乗り越えてきたところがあると自分でも思います。

ところが先日の相談者はその真逆のタイプでした。
すぐに「できない」「わからない」と投げてきて
何も調べずに「どうすればいいでしょうか」と

丸ごとこちらに委ねてくる・・・
そんな姿に私自身の中の“スイッチ”が入って

しまったのかもしれません。

「そんなの、私には無理です」と

平然と言い切るその言葉に
無意識のうちに私の中に反発心

が湧いてしまったのだと思います。

でも――これは仕事でした。
どんなに私情が湧いてしまっても

それを相手にぶつけてはいけなかった。
反発的な気持ちが出てしまったとしても

それを態度に出すべきではありませんでした。

「冷静でいられる自分」でいたかった。
それができなかった私はやっぱりまだまだ未熟だと

今痛感しています。

あの日の自分の対応は反省と後悔の気持ちで

いっぱいですが、
この気持ちを無駄にせず次に活かしたいと思います。

いや、生かさなければと思っています。

人と向き合う仕事をしている以上

自分自身の感情との向き合い方が
これからの課題になるのだと自分に言い聞かせました。