この本を知ったきっかけは何かの(どこかでの)紹介で、
タイトルが面白いと思って自分の「読みたい本リスト」に
入れていました。
パッと見てさっとメモしたのでサブタイトルまで
目が行っていなく、欲のお話みたいなことかなと
初めは心理学系の本だと思っていました。
いざ読んでみようと本を手にしてそのタイトルに
『一生役立つ時間の法則』と書かれていることに気づき
時間管理のお話なんだ!とその意外性に
驚きましたが、読み終えた今「確かに!」と思う自分がいます。
時間に対する意識づけを改めてやってみましょう、
そしてあなたは自分の人生をどう生きたいですか
そんなことがメッセージとして伝わってきた本でした。
時間に関する考え方やとらえ方の”枠組み”みたいなことを
意識することができた本だったと思います。
ふんわり、ぼんやりしていた考え方に
くっきり輪郭をつけさせてもらったという感じです。
特に最初に紹介されていた
”人生は4つの時間で作られている”
という考え方は自分自身のマインド
(自分の行動に対する意識づけ)によっても変わり、
結局は”自分がどう生きているか、ありかた”
次第なのだと、それによってその先の行動にも
影響してくることをとても納得して読みました。
”幸福の時間、投資の時間、役割の時間、浪費の時間”
自分が選択したことを正解にしていく意識を
私自身もっと身に着けていきたいと思う考え方でした。
その他にも
”私”にとっての優先順位、選択基準、時間の捉え方を考える。
感覚時間と事実時間の違いを明確にする。
近い時期にやりたいこととこの先遠い時期にやりたいことなど
やりたいことの距離を可視化する。
スペシャルな一日よりパーフェクトな1日にする。
近いと悲劇遠いと喜劇。 集中力は環境から。
など、色々な時間に関するとらえ方が紹介されています。
その他、感情が選択の邪魔をする、というお話も
優柔不断な私にはなるほどと思った考え方でした。
”時間を考えることは人生を考えること”
まさにこれだなと思います。
なんとなく過ごす日々ではなく、限りある自分の
人生を自分らしく生きるために
周りの人に流されず、私自身の価値観を大切に
単なるHOWTOではなく、自問自答をしながら
読むことができた本でした。
先日読んだ
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』と同じ著者の本でした。
どこか本の雰囲気、ページの余白の使い方、文の言葉遣いの
わかりやすさなど似ているなと思ったらどうりで!でした。
著者柿内さんの頭の中を見せていただけたような
ちょっとお得な本としてそのほかの本も読んでみたいと思いました。