会社のお昼ご飯はほとんど自分で作ったお弁当です。
お店が近くに少ないので買いに行くと
あっという間にお昼休みが終わってしまいますし
家にある中途半端なおかずの整理にもなるので
お弁当生活が続いています。
最近は物価もじわじわと上がってきていることもあって
なるべく外で買わずに済ませたいという思いも
どこかにあるのかもしれません。
そんなふうにいつものようにお弁当を用意して
出かける毎日ですが
先日いつもとはちょっと違う人と昼食を
とることになりました。
その流れで珍しく一緒にお弁当を買って食べることになったのです。
お店にずらりと並んだお弁当を前にすると
その光景がまず目新しくて、でも中身をよく見ると
どれもあまり食べ慣れていないようなおかずばかり。
何を選べばいいのか分からず
気づけば長い時間迷ってしまいました。
そして値段を見てちょっと驚いてしまうのです。
え、これでこの値段?と、つい心の中でつぶやいてしまって
どこか節約目線でお弁当を見ている自分に気づいたりしています。
食べたいものより予算優先になっていたような気もします。
そんなふうにして結局選んだのはおこわ弁当でした。
一緒に食べる方が選んだものに少し似た
雰囲気のものを選んだことで
なんとなく気持ちが落ち着いて買ってよかったなと思えました。
一緒に食べたお昼ご飯はおしゃべりがとても楽しくて
食事というよりちょっとした気分転換のような
時間になりました。
おかずの味も新鮮だったし、何よりいつもと違う
風景のなかにいた感じです。
午後の仕事中もなんとなく落ち着いていて
帰るころには今日は少しいい日だったなと思っていました。
仕事のことよりもお昼に食べたおこわの味とか
たわいないやりとりの場面がふと頭に浮かんできて
あの時間が思っていたよりちゃんと残っていたのが
ちょっとおもしろかったです。