カーテンは部屋の印象を大きく左右するものなのに
気がつくと何年も取り替えずに過ごしてしまっていました。
ソファやラグなどのインテリアは季節や気分で
変えてみようと思えるのに
カーテンはなぜかその対象になりにくいような気がします。
大きさもあるし、価格もそれなりにするので
そう簡単には取り替えようという気持ちに
ならないのかもしれませ
それでも、我が家のカーテンもだいぶ長く使ってきたせいか
洗っても落ちないくすみが気になってきたり
引っかき傷のようなものも何か所かにできてしまって
そろそろ替えどきなのではと思うようになりました。
そう思い始めてから、これまで見過ごしてきた古さが
どんどん目に入ってくるようになり
自分がずっと無頓着だったことにも気づかされました。
では次に使うカーテンはどんなものがいいのだろうと
考えてみます。
色は?素材は?どんな機能があればうれしいのか。
我が家は住宅が密集した場所にあって
隣の家との距離も近いため
視線が気にならないものが安心です。
でも、部屋には風が通ってほしいし
適度に光も取り入れたいと思ってしまいます。
そう考えると、希望が重なり合って
相反する条件ばかりになってしまい
なかなか決め手が見えてきません。
それでも一度「替えたい」と思ってしまうと
それまで気にならなかった傷やくすみが
日に日に目についてくるようになりました。
試しにお店にも足を運んでみましたが
あまりの種類の多さに驚いてしまい
優柔不断な私は一気に迷ってしまいました。
サンプルだけを見ても
それを家にかけたときのイメージがうまく浮かばず
色や柄の善し悪しもわからなくなってきてしまいます。
もともと自分のセンスにはあまり自信がないので
「これでいい」と思って選んだものを
あとで後悔した経験も少なくありません。
大きな買い物であればあるほど
自分だけで決めるのが少しこわくなってしまいます。
一応、主人にも相談してみましたが
返ってくるのはどこか上の空のような返事で
本当に考えてくれているのかどうか
わからなくなってしまうときもあります。
そうしてまた迷いのループに入り
いったい何を基準に選んだらいいのかが
わからなくなってしまいます。
その日は結局決められず
ただ頭がいっぱいになって帰ってきました。
これからもきっと、何度かお店に足を運んでは迷い
家に戻ってはまた考え直す日々が続くのだと思います。
そんな自分に少し疲れながらも
カーテンはそう何度も取り替えるものではないので
納得のいくものに出会えるまでは
焦らず、もう少し時間をかけてもいいのかなと思っています。