今日は休みを取って親の通院の付き添いをしてきました。
私がその病院に行くのは初めてで流れもわからず不慣れなことだらけ。
大きな病院というのは予約をしていてもなかなか
時間通りには進まないものだなとこの病院でも感じました。
受付で待ち、検査で待ち、診察で待ち、説明でまた待ち…
ようやくお会計にたどり着く頃にはだいぶ疲れましたが
親はもっと疲れただろうと思います。
正直、「大きな病院に行くって、こんなに大変なんだ」
と実感した一日でした。
でもそんな中でふとした瞬間に人の優しさに
触れることが何度かありました。
それがとてもあたたかくて、疲れた心が
ふわっと軽くなるようなそんな気持ちになったのです。
たとえば、送迎中に起きた小さな出来事。
横道から出てきた高齢のドライバーの軽自動車が
私の前にふいに割り込むような形で入ってきて
そのまま右折しようと道をふさいでしまいました。
ところが、対向車のドライバーさんがすっと止まって
先に軽自動車を通してあげたのです。
私も「ありがとう」の気持ちで手を挙げたら
その対向車の方もサッと手を挙げて応えてくれて・・・
たったそれだけのことなのに、とても嬉しくて
思いやりの心にじんわりと温かくなりました。
もうひとつは、病院の中でのこと。
親を車いすで移動している時に急にトイレ介助が必要になり、
不慣れな私は内心パニック。
思い切って近くにいたスタッフの方に相談したら
とても丁寧に手順を教えてくださって、
しかも出てくるタイミングまで気にかけて
様子を見に来てくれたのです。
お忙しい中、そんな風に寄り添ってくださるなんて・・・
心からありがたくて、思わず「助かった・・・」と
胸の中で何度もお礼を言いました。
どちらもほんの一瞬、相手の方が
「ちょっとだけ思いを寄せてくれた」
だけのことかもしれません。
でも、その“ちょっと”が、私にとってはとても大きくて
優しさの連鎖が自分の中に生まれていくのを感じました。
今日感じたその温かさを今度は私が誰かに
返していけたらいいなと思います。
そんな気づきをもらえた一日でした。