去年のアメトーーク読書芸人の回で

紹介された本でした。

興味を持って早速図書館で探したら

多くの予約が入っていて、

ようやく順番が回ってきました。

芸人さん チャンス大城さんの書いた本です。


当時番組でどんな紹介のされ方を

していたかすっかり忘れてしまったので

このタイトルからエッセイだったかな、

くらいの心構えしか持たずに

読み始めたのですが

まぁ、なんとも濃い、私が見聞きした

ことのないアンダーグラウンドな世界の話が

たくさんあって

もうこれ犯罪だったんじゃない!?というような

エピソードも含め

半端ない子供時代のいじめの話

定時制高校に通っていた話

地下芸人としてなかなか光が出なかった時代

などなど

ご自身の半生を赤裸々に語った本です。

とにかくいろんな意味でものすごい。

私から見るとよく生きてこられたと思うほどの

経験だらけなのに

それを自分の人生として受け入れ

悲壮感がない表現で本に書くなんて

常軌を超えているとしか思えない人だなと

思いました。

それでもこの方の人生を通じて

”孤独”を感じるようなエピソードはなく

必ず苦楽を共にする人

助けてくれる人

がいるということは

チャンス大城さんの魅力がそうさせて

いるんだろうなと思いました。

恐ろしく感じてしまうようなお話も多くあった中

人間の温かさを感じるお話もあり

ほっこり、じんわりすることも

できるのがこの本の良さでしょうか。

更にはお話が上手で

文章もそのまま移っていて

余計にあったかさを感じます。

学歴という意味では一般的には

低かったかもしれませんが

気持ちの豊かさと合わせて

表現の豊かさを持っているなと思いました。

 

本の紹介でも書かれていましたが

せつないけど元気が出る。

自分の悩みなんてなんてちっぽけなんだ、

生きなきゃ、と思えるような本でした。