従業員からのお問い合わせがきっかけで

自部門で新たに手続きの仕組みを作らないと

いけない状況になったたため

これを進めるための相談を

上司にしようとしたのですが

事前にシュミレーションをしたものの

全く説明がダメダメで

私の説明(+補足資料)だけで

十分な理解に至ることができませんでした。

思わず

「説明が下手ですみませんッ」とわびたのですが

上司はそれを責めることなくうんうんと

聞いてくれ、

その上で、

「資料を一式借りますね、自分なりに勉強します」

と言ってくださり、

更にはその上の上司に説明する際に

私が説明するからはるさんが補足してください

と、本来私がすべき説明をしてくださったのでした。

 

このことについて、

 

とっさに感じたのは

私が頼りなくて、できないから仕方なく

代わりに説明してくださったのだ・・・

ダメな部下の肩代わりをしてくださったのだ・・・

と思ったのですが

それも正解かも知れませんが

席に戻って時間が経過し

自己嫌悪で反省しているうちに

あ、もしかして

と思ったことがありました。

それは、

上司自ら「こんな風に言えばいいんだよ」

というお手本を見せてくれていたのかも

ということです。

なぜなら、その上司のモットーでよく聞く言葉で

部下指導の際に心がけている言葉があって

”やってみせ、言って聞かせて、させてみて、

ほめてやらねば、人は動かじ(山本五十六)”

を体現してくださったのだと気づきました。

それが浮かんだ時、

せっかくそういうチャンスを私に

くださったのであれば

私も成長のチャンスを使わなければと思い、

もう一度自分が説明するとしたら

どういう風にいえるか

を、改めて口に出して練習をしてみました。

案の定、相変わらずの下手さでした。

でも、1回で終わらせず、何回も何回も

ある程度のところまで繰り返し

修正、やり直しをし続けて

ようやっとマシかなと思えるところまで

いくのには結構時間がかかりました。

これなら相手に理解してもらえるだろうという

簡潔な説明までできるようになった時、

ここまで落とし込んで上司に説明が

できるようになっていなければ、と

反省したと同時に

本当の意味で相談したかったことを

ここまで反芻しないと自分で理解できて

居なかったことにも気づきました。

 

その後上司からは何も言われていませんが

そうやって、

日々学んでいくことはあるのだなと

少し身が引き締まった今日の出来事でした。