このブログを始めたきっかけが
「自分の考えていることや想いを言語化するのがヘタ」
であることをブログ記事を書くことを通じて
克服できたらいいなということからでした。
ですので、
”言語化”
というワードは私の中で意識している
言葉だったこともあり、
このタイトルの本を知ったときには
是非とも読みたいと思って
読みたいリストにメモしていました。
タイトルに飛びついたという感じだったので
著者までチェックしていなかったのですが
いざ手に取ったとき、
まさかの樺沢紫苑さん3冊目のご縁だったとは
驚きましたが
サブタイトルに
『言葉にすれば「悩み」は消える』
とあったことから
私が読みたい内容が書いてあるんだと
いう期待が上がり
一気に読み切ったところです。

読む内容一つ一つが
過去自分がとても悩んでいた時の状況から
自分が言語化できるようになりたいと
思った背景をぴったりなぞった

解説ばかりだったことで

自分を振り返りながら納得感が増しました。
私が悩みのドツボにはまっている時、
「何に悩んでいるのか」
「(自分が)どうしたいのか」
説明ができなくて、
とにかくしんどいんです、辛いんです
それしか言えなかったから
対策の考えようもなくて
0-100に考えてしまうのも
この時期の特徴だったと思います。
この本にも書いてあるように
視野がとても狭くなってしまっていたから

小さい場所で孤軍奮闘していては

確かに小さな光穴すら気づかなかった

のだと思いました。

実は過去一度だけ相談室にメール相談をした

ことがあったのですが

「相談したいことを記載する欄」

に、何からどう書いたらいいのか

全然まとまらなくて、わからなくて、

文字数制限もあったのですが

1つ目のメールを送信するのに

何時間もかかってしまったことを

思い出しました。

あれは、まさに自分の状態が言語化できて

いなくて、抽象的な不安感などで

自分の悩みを更に不確定に大きくさせて

しまっていた原因だったし、

思考停止に近い状態だったのかなと

振り返ります。

 

きっととてもしんどい時にこの本に

出会っていたとしても

「それができれば苦労しない」

みたいに素直に受け取れなかったかも

しれませんが、

過去のお話だと振り返ることができる

ようになった今だからこそ、

実体験を重ねながら理解を深める

ことができた気がします。

そして、今後もし何かの悩みに

ぶつかったときには

少しだけ自分の力でよい方向に

進められるような思考になれるのでは

ないかとも思いました。

 

あとがきにも書かれていましたが

この本は心理学に関連する本ではあるけれど

エビデンス(データや参考文献など)を

強調して説明されている本ではなく、

実際に多くのお悩み相談を受けている

事例を元に、日常のシーンなどイメージ

しやすい解説や例え話なども

織り交ぜながらとてもわかりやすく

書かれていた本だと思いました。

例え話は「なるほど」を増すものばかりでした。

多くの人は悩みを持っている

私だけではない

それを少しでも軽減するために

”言語化”する。

”言葉にする”ことができるだけで

悩みが消えることもあるし

気分がスッキリできることもある。

”自分の「思い」「考え」を上手に言語化することが

できれば人生はよい方に必ず動き出します”

という心強いお言葉もありました。

意識ができて行動化しやすくなるからだそうです。

どんなに時代が進化してもAIが進んでも

人とのコミュニケーションというのは

大切なものであり、

そのためには言葉にすることが欠かせない

と思うと

まだまだ自分の言葉の力を身に着けて

いきたいなと感じたのでした。