駅ホームでは毎日駅員さんが
私たち乗客に対して
色んなアナウンスをされています。
その多くは注意喚起(安全確認)に
関するものではないでしょうか。
まもなく電車が参ります
黄色い線よりお下がりください
駆け込み乗車はおやめください
ドアが閉まります
安全装置が作動したので一旦停止します
まもなく●●駅に到着します
などなど
特に通勤・通学時間帯の朝は
乗客である私たちのマナーにも
問題があることも多々あるからだと
思いますが
アナウンスする量はとても多く
なっていると思います。
毎日聞いているとあまり意識することも
なくなっていますが
ここ数年は女性の声のアナウンスも
増えてきたなということ、
一定の季節になると
育成目的かもしれませんが
若い駅員さんの声のアナウンスを
よく聞くようになることに気づき
「あ」と思ったりしています。

意識してアナウンスを聞き比べてみると
伝えるメッセージは同じなのに
人によってこんなにも雰囲気が
変わるものなのか、ということを
感じることがあります。
「乗ってくれてありがとうございます」
「お気をつけていってらっしゃいませ」
こういう気持ち(言葉)が伝わってくる
アナウンスは、
朝から疲れている(?)サラリーマンには
沁みる声で、気持ちが少し温かくなります。
一方、
「危ないです!下がってください!!」
「無理な乗車はやめてくださーい!」
と語気強め(しかも大声)のアナウンスを聞くと
人が怒られているのを聞かされている
ような気持になってしまうことがあり
特に、その、”危なかった人”が
自分と同じ車両の人だった日には
電車が走り出した後次の駅までの
空気感が堪えがたくなってしまうことも。

自分なりにこの違いを考えたのですが
相手を想っているメッセージかどうか
の違いなのではないかと思いました。
前者の優しいアナウンスは
乗客の一日の安泰を願ってくださっているかんじ、
後者の厳しめのアナウンスは
事故を起こしたら大変(当然なのですが)
という事柄を回避させるための行動批判
みたいな感じでしょうか。
「お客様がケガをしてしまいますので
ご注意ください」という気持ちが
薄いと嫌な雰囲気になってしまいがちかも
しれないなと思いました。
それに、大声で言われてしまうと
かえってびっくりしてしまう又は反発
してしまう乗客もいるかもしれず、
決して良い結果にはならない可能性も
高そうな気がしたのです。

ここまで書いて
怒る と 叱る
の違いを学んだ時のことを思い出しました。
共通する考えがあるように思います。
そして
人にメッセージを伝えるときの
伝え手の想いは言葉にモロでることを
とても感じてしまいます。
人の振り見て我が振り直せ だなぁ…
私自身も感情的に声を発してしまうことを

省みて言い聞かせたいと思いました。