だいぶ前から気になっていた本でした。
メモに書き留めていた当初は気づきませんでしたが
著者が
樺沢紫苑先生だったとは。
少し前に読んだ『ストレスフリー超大全』と
同じ著者だったのだと
ビックリしました。
(今ならタイトルが似ているので気づきますが
当時は別々の経緯で読みたいと思った本だったので)

これまで勉強する、読書をする、
話を聴く、仕事する、活動するなどの
個別のこととしかとらえていなかった
自分の行動が
インプット、アウトプットという関係性で
つながるという発想がありませんでした。
何のために学んでいるのか、と考えたとき
自分の知識を蓄えるための自己満足ではなく、
”この得たものを何かに使う(役立てる)”ために
私はインプットをしているんだよねと
いうことを忘れがちでした。
サブタイトルにも書いている
『学びを結果に変える』
ことができてこそ、
自分も成長し、何かにどこかに還元し
自分も周りも幸せになることにつながっていくの
だなということをしみじみ感じたのでした。

樺沢さんは
”できる人ほどアウトプットを重視している”と
断言されています。
知識を詰め込むインプットの学びだけでは現実は
何も変わらず、アウトプットの量が成長と
比例するとまで書かれていました。
そのためにどんなアウトプットがあるのか。
それを見開きで1ネタ×約100項目という
区切って短い時間単位で読むことも
気になるところから読むこともできる
形で書かれている本で
「これならやれるかも、やってみたい」
と思うようなアウトプット方法が
読む人にとって少なくとも一つはあるのでは
ないかと思います。
私はこの中で後半に書かれている
”行動力”をテーマにしたアウトプット方法に
強い関心を持ちました。
続けるためには「今日やる」ことだけを考える、
という項目には、
ついつい見えない先の不安が気になってしまって
立ち止まったり思い悩んだりハッとしました。
「今」の積み重ねの結果が「未来」と思えば
今日一日を大事にしようという気持ちが
よりわいてきそうな気がしました。
そして「チャレンジする」ことに対しては
成長には必要だけど
「ちょっと背伸び」のところに目標を置かないと
成長にはつながりにくいということも
これまでの自分の経験と重ね合わせて
ムムっと納得したところです。
「やってみる」「楽しむ」
という感覚も忘れがちなこと。
「感情を上手に出す」こともアウトプットの
一つになるのですね。

こうやってブログを書くことも
アウトプットの一つ。
人生を好転させるにはアウトプットが大切。
その黄金比は
インプット3:アウトプット7であるとか。
このサイクルを回すことが最高の脳トレ
らしいので、これから歳を重ねていくのも
悲観ばかりせず、
何かしらのアウトプットを意識していけば
よいみたいです。
自分の想いを言語化できるようになりたい
上手に説明できる(教えられる)人になりたい
みたいな細かな願いではなく
人生全体に影響する行動になるなんて
予想を超えた枠組みの学びになりました。