お洋服屋さんでは8月くらいからすでに

秋物が売り始めているところもあります。

以前まだまだギラギラ暑い日に

ショッピングに行った際、

あるお店のディスプレイが

秋色コーディネートになっていたのに

珍しく気になって立ち止まってしまい、

そのままお店を見ていくうちに

これもまた珍しくその日の”気分”で

茶系のパンツを新しく一本

思い切って買ってしまいました。

季節先取りの洋服だったので

定価だったのですが、

”いいな”と思った感覚を大事にしようと

思っての購入でした。

 

それから1か月以上(2か月近く?)が

経ってしまったのですが、

購入した日からだいぶ気候も変わり、

涼しくなってきたので

着る機会があってもよかったはずなのに

実はまだ1回も・・・着ていません。

毎日クローゼットを開け閉めする際に

そのパンツは目に入っていたのに

なぜか選ばなかったまま時間だけが

経ってしまいました。

そうこうしているうちにこの三連休に

買ったお店を通ることがありまして、

まだ同じデザインのパンツがあるな、と

思った後に驚いたのは

既に値下がりしていてお買い得品に

なっていたことでした。

え・・・1回も着ていないまま値下がりした

同じパンツを目の前で見て

とっさに「損した!?」っていう気持ちに

なり、もやっとした気分で帰宅したのでした。

 

その後、この、「損した」という

気持ちを反芻して考えたのです。

今回のパンツの件で言えば

購入→着る→シーズンオフまでに

いくつかの展開があるなと思いました。

①高かったけど定価で買い、気に入っているので

 たくさん着る

②高く定価で買ったし、もったいなくて使えない

③値下げされていて安いと思って買ったけど

 実は勢いで買ってしまっただけ。

 あまり着る機会がなかった

④値下げされていて安く買い、気にいっているので

 たくさん着る

他にもあるかもしれませんが、考えたのは

このパンツの実質上の単価に置き換えてみたら

どうなるのだろうということでした。

例えば定価が1万円、値下げ価格が5000円だったとして

(実際とは異なります)

①今シーズン20回着た単価は500円

②まだ1回も使っていなければ10000円

③1回しか着ていなかったら単価は5000円

④①より遅いタイミングで購入したことになるので

 15回着たとして単価は約667円

こんな風に考えるとしたら

④でお気に入りが見つかるのが一番と思いきや

①だって、十分良い買い物だったといえるのだなと

思ったのです。

それなのに現時点の私は②の予備軍に

なってしまっている・・・・

極端な試算かもしれませんが

自分が好きと思える洋服を心地よく着る

ことに対して少し考え方の幅が

広がったように感じました。

※少し理屈っぽいですが。

 

せっかくの発見なので、新しいパンツは

明日の出勤時に早速着ていきたいと思います!