4月に上司が変わり
もうすぐ3か月が経とうとしています。
この間、決して穏やかとは言えない
ドタバタ、突発案件などで
大変な3か月だったのですが
振り返ってみると
そんな中でも私自身の気持ちの
持ちようがなにやら今までとは
違うな、という感覚があります。
具体的には
大変だし、しんどい、
けど、
滅入らずに、何とか乗り切ろうと
前向きな気持ちがちょっとだけ
芽生えながら
仕事に取り組めている時が
できるようになっています。
今までの私だったら
「なんで私ばかり」とか
「何にもわかってもらえない」など
被害妄想の塊みたいに
なってしまっていたくらいの
大変な3か月だったのに。
以前の私と今の私は何が違うのか
考えていたこの数か月でしたが
一つ気づいたことがありました。
それは、
【上司が私の話を聴いてくれる】
ことです。
聞く、ではなく、聴く、です。
以前の上司にも私は割と話ができた
方だったと思います。
でもなぜか時間をかけて会話をした
割にはその後の(私の)満足感
というか、すっきり感が
得られていなかった感覚が
いつもあって
結局何も解決せず
何も前進せず
ただ私がワーワー言っているだけの
ような感じがしていたのでした。
それは
私の話を最後まで聞く前に
「じゃ、こうしましょう!」
「わかりました、〇〇ということですね」
と返されることが多かったのですが
どうもそこのピントが私が
訴えたいこととずれている感じで
「そうではなくて・・・」
と言い直したくなるような
やり取りだったことが多かったこと
が原因なのではないかと思います。
対して今の上司は、仮に上司の得意分野
の仕事内容の相談ではなかったとしても
適切なアドバイスができないかも、
というような前置きがあったとしても、
最後まで話を聴いてくれ、
一緒に考えてみましょう、という
雰囲気を出してくださる感じがします。
すぐに解決に至らなかったとしても
部下に関心をもってもらえている
ことが伝わるだけでも私には
よかったのです。
これは自分自身が【傾聴】を学んで
きたこととまさに同じ
受容感
共感力
そのものの違いなのだということを
実感する体験になっている!と
思いました。
自分の話を受け止めてもらえると
いうことは
とても安心するし、信頼感が増すし、
とてもうれしいことなのだなという
気づきを
自分で初めて分かったのです。
昨今、在宅勤務もすっかり定着し、
仕事上のコミュニケーションの取り方も
変わってきていますが、
多くの仕事が誰かと関りを持ちながら
行っていくものでしょうし、
誰かに助けてもらったり
力をもらったりしながら
自分の力を出していくことが
できるのだろうなということを
思うようになりました。
少し前までは経験年数や驕りから
「一人でできる」
と思っていた部分もあった私ですが、
私も周りの人の力に影響を受けて
仕事をしていたんだということを
これをきっかけに考えることが
できました。
話を聴いてもらえる喜び
私自身が周りの人にその気持ちを
持ってもらえるようなかかわりを
持てるようになっていきたいです。
今回の気づきは
キャリアコンサルタントとしても
貴重な経験になりました。