この本はメンタリストDaiGoさんが
書かれた本です。
「操る」という言葉を使うあたりが
DaiGoさんのイメージに合っている気が
します。目を引くタイトルをつけるのも
DaiGoさんらしいです。

ストレスは大きさや程度こそ様々だと
思いますが、誰でも持っているものですし、
よいストレスと悪いストレスがあって
必ずしも「なくさないといけない」
ものではないことは、これまで学んで
来たことではありますが、
この本では
いかにストレスを自分の味方につけ
メンタルを強くしていくことができるか
とかくマイナスの印象が強い
失敗や挫折、内向的な性格
というのも、受け止め方、活かし方に
よってはとても心強い自分の武器になること、
受け入れた新しい解釈から身についた
力を最大限に発揮できるために
日頃やってみるとよいこと
について、
こういうのを読んでいるととかく
「わかるんだけどできるかな…」
みたいな不安な気持ちが芽生えがちな
読者の気持ちもすでに読み込まれたうえで
スモールステップの解説まで書かれている
という、
「これだったらできるかも」
というのが見つけやすい本なのではないかと
思いました。
DaiGoさんが一番追及していることが
「知識の最大化」なのだそうですが
この本にはそれがちりばめられています。

自己肯定感が低めな私などはやはり
失敗や挫折はしたくないし、
避けたいし逃げたい。
内向的な性格ゆえ、外交的になれない
自分はダメなんだとどこかで思っている
部分もあっていろんなことで自分のことを
否定しがちですが、
どれもエネルギーに変えて自分の
武器に変えていける受け止め方が
あるということを読んで
ちょっと勇気がわいてきた気がします。
こういう私も特性の活かし方次第で
マルになるんだと。

そしていろんな本でも共通していたことに
・記録を取る(その内容は著者によってさまざまな
 テーマがありますが)
・呼吸が大事。スピリチュアルな世界と敬遠
 されるかもしれないけれど、1分でも瞑想する
 ことはとてもプラスである
の二つがありました。

最後まで読者心理を突いたことを書いていた
DaiGoさん、
終わりに
”「自分にはできない」と簡単に言ってしまう
人がたくさんいますが、一つだけ言っておきたい
ことは、
今できないことと未来永劫できないことは
違います。
そのことを意識してどうか、実践してください。
すぐに結果が出なくても決めつけないでください
(私が少し解釈した表現の部分もあります)”
と書かれていました。
そうですね、
自己啓発関係の本は読んで学ぶことももちろん
大事ですが、「できた気分」で
終わってしまうこともありがちなのは
私自身も経験したことが多々あります。
変わりたい、と思うのであれば
自分の行動変容は欠かせないことを
注意喚起した言葉で終わっていたところが
DaiGoさんらしいなと思いました。

私自身は失敗・挫折の受け止め方で
ずいぶん自分自身の心の持ちようが変わるんだ
ということを本を読み進めていく中で
感じることができたので、
この部分を実践してみたいと思います!