学生の息子はこれまでに
いくつかのアルバイトを経験して
います。
帰宅後、時々その話を聞く
ことがありますが
たいていの内容は楽しかった話より
消化しきれなかった出来事や
キモチです。
つまり、グチ です。
つい先日も本人にとっては
相当しんどい経験をしてしまった
ようなのですが
話の内容、受け止め方が
最初のころと比べて
少しずつ変化していっているように
感じてオヤ?と思ったことが
ありました。
接客を伴うお仕事ということで
いろんなお客様と出会い
お店のマニュアルに沿った
対応を学ぶとともに
そうはいっても現場で起きる事は
ナマモノなので
臨機応変な対応も求められるの
だと思うので
しっかりお仕事に向き合おうと
思うほどとても難しいことを
やっているのだと思います。
まだまだ幼い感覚の息子は
当初、自分側のことばかりを
グチっていました。
自分なりに正しいと思って
やっているのに相手が
全然理解してくれない、
周囲や環境のせいにするような
言い方が多かったように思います。
なので社会経験が息子より多い
私が聞くと「それはあなたが・・」
と言いたくなるようなことも多々あって、
たまにそれを伝えてしまうと
反論が倍増してしまい
プイッと席を離れて
会話おしまい、みたいな
終わり方をしてしまったことも
ありました。
それがだんだん、だんだんと
お店の先輩方からの指導や
アドバイスを【聴く】ことが
できるようになってきたみたいです。
更には
【自分にも”もしかしたら”直す
ところがあったかも】
【お母さんに言われたことと
同じようなことを店長にも言われた】
【オレって〇〇だよね】
という振り返りや課題に気づくような
発言が出てきたのです。
まだまだ失敗はあるみたいですが
自分だけの都合ではなく
少しずつ周囲を見回すことが
できるようになってきたのは
大きな成長なのではないかと
頼もしく感じました。
同時に
私もついつい余計な一言を
言ってしまって
せっかく心を開いて話して
くれていた空気を悪くさせて
しまっていたことが
当初多かったなということも
反省。
最近はぐっとこらえて
本人が何を感じて受け止めて
本当はどうしたかったのか
みたいなことを優先して
聴くように意識していることが
もしかしたら息子の内省に
ちょっとだけつながっているの
かもしれません。
アルバイトを通じて
親子で学びを得ている真っ最中です。