最近ちょっと不思議に思っていることがあります。
それはある一台の車とやたらとすれ違うということです。
持ち主を知っている車とすれ違ったときに
「あっ、あの人の車だ」と
とっさにわかってしまうものです。
その車も知り合いのご家庭のものなのですが
特別に親しいというわけではありません。
でも気づけばその車といろんな場面で顔を合わせているのです。
いつもの通勤時間にも、
ちょっと早く家を出た日にも、
犬の散歩をしているときにも、
週末にヨガへ向かう道でも、
さらには夜遅く懇親会からの帰り道でも。
「また会った…」と思わず心の中でつぶやいてしまうくらい
本当によくすれ違うのです。
もちろん冷静に考えれば、
そのご家庭の方が家族の送迎などで車を使っている
のだと思うので頻繁に行き来をしているのだと思うのですが
でもここまでタイミングが合う
なんだか不思議というか、ちょっと怖いというか…。
もしかしたら他にも同じように何度もすれ違っている車はあるのに
私が気づいていないだけなのかもしれません。
でも一度「この車よく見るな」と意識してしまうと
もうその車だけがやたらと目に飛び込んでしまうのです。
この現象、心理学では「カラーバス効果」と呼ばれるものに
近いのかもしれません。
ある特定の情報に意識が向くと
それに関することばかりが目に入ってくるという現象です。
たとえば「赤いものを探して」と言われると
普段は気にしていなかった赤い看板や服がやたらと
目につく、あれです。
つまり
私の生活リズムとその車の動きが偶然重なっている
だけかもしれないけれど
一度気になってしまったことで
私の中でその車が“特別な存在”になって
しまったのかもしれません。
今朝も在宅勤務で家にいるはずの私が
たまたま夫を駅まで送ることになって車を出したら
またその車とすれ違いました。
相手はこちらに気づいているのか、いないのか。
それとも向こうも「また会った」と思っているのか。
なんだか不気味で、不思議で、
私の中ではちょっとした“トリツカレ状態”になっています。