ヒュルリーラ、ヒュルリーラ♪
……薄紅色の衣を纏った近所の桜を眺め、

「あー今年はどこにお花見に行こうかなぁ」と思案中。
 

脳内ではすでに、
桜を愛でつつビールを飲むという
イメージトレーニングができあがっております。



さて、本日は、私が本屋さんを訪れるたび、

必ずしていることをお話しましょう。
 

 

じつはーーーーーーーー

 


それはーーーーーーーー

 


と、ひっぱるほどのことではありませんが、

 

 

雑誌の表紙にどーんと掲載されている、

キャッチコピーのチェックです。

 


雑誌にはそれぞれコンセプトテーマがあり、
それをより読者にアピールするべく、
毎号、キャッチコピーを作成しています。


 

それらのキャッチコピーを雑誌ごとに比べたり、

勝手に分析したり、ツッコミを入れたりするのが、

密かな楽しみになっているわけで。


 

たとえば、


今回は、女性向けファッション誌をとりあげてみましょう。

ファッション誌業界では、実社会よりもひと足速く、

春爛漫の真っ盛り。



新たな季節の到来に、女性たちは心弾ませ、

恋に、仕事に、自分磨きに夢中です。

 

 

たとえば、


『美人百花』 (角川春樹事務所)4月号表紙のキャッチコピー。

 

 


この春も迷わずレディピンクハート

 

うんうん。まず、すがすがしいほどの迷いのなさに拍手。

冬でも春でも、季節がどうあろうとも、レディが正解。
え? レディの定義がわからない? そんな野暮な質問は受け付けません。

当雑誌のコンセプトは、
「流行感がありながら社会性もある、楽しくて華やかなセクシースタイルを提案する」

というもの。そこから察してくださいな。


それでも理解不能という方は、

4月号の特集を見てみましょう。



たとえば、

「女子アナウンサーが直接教える、誰から見ても好印象な通勤着まわし1ヵ月」や

「ユニクロ&GUで高見えする服だけ集めました!」

などが目に留まります。


 

そうです。
女子アナウンサーのような知性と品性を兼ね備え、
ユニクロやGUの服をさらりとおしゃれに着こなしてしまう、

こなれ感の高い、愛されレディ。
キャッチコピーの「レディ」につけられたハートマークにも、
こだわりを感じます。

 

 

 


さて、次は、

『Marisol』 4月号(集英社)のキャッチコピーを見てみましょう。

 



「ヒールなし」でも女っぷりが上がる服!



いいですね~。この挑戦的な煽り感!ワクワクします。
ヒールを履かないと「女っぷり」の上がるコーディネートができないと

思っていたあなた、
もう無理してがんばる必要はないのよ。
ラクチンな「ヒールなし」で、女っぷりを上げてみせようじゃないの!

 

 

『Marisol』のコンセプトは、

女っぷり上々! アラフォー女性のためのファッション&ライフスタイル誌。


そう、「女っぷり」ってフレーズは、

同誌の大切な合言葉であり、代名詞なんです。


観察力の鋭いあなたはお気づきかもしれませんが、

じつは『Marisol』は、この「女っぷり」という言葉を商標登録しているんです。


表紙のキャッチコピーをよーーーく見てみると、

「女っぷり」の言葉の右上に(R)マークがついていますね。

これが商標登録の証なんです。



んで、4月号のキャッチコピーの話に戻りますが、

サブキャッチはこんなふうに書かれています。

 

フラット靴大好きな私たちにうれしいトレンドがやってきた!

 


ねーねー、そうだよね、私たちってフラット靴が大好きだよね。

そんなふうに煽りながら、

フラット靴=「ヒールなし」でも、

女を上げるミディスカートとか、春アウターとか、

大ぶりピアスとかちびバッグとかを

紹介してくれているのですが。


 

でもでも、

ものすごく「ヒールなし」にこだわっているかというと、

そこは『Marisol』さん、柔軟性もバツグンです。

 

 

なんと、「ヒールなし」をあっさり否定してしまう、
こんな特集も登場しているのだ!

「ヒールあり」も必要なんです!

走れる美人パンプスBEST57

 

 

この振り幅の大きさ=器の大きさが、

女っぷりを上げるためには必要なことなんですね。

 

表紙を眺めているだけで、

こんな人生観まで学べてしまうなんて、感動的。

 


いや~、雑誌の表紙って、いいものですね~。

 

 

今回は、雑誌2冊のご紹介でしたが、

また気が向いたら、ほかの雑誌のキャッチコピーについても、

勝手にツッコミをいれてみたいと思っています。

 


みなさんも、

本屋さんで雑誌キャッチコピーの自己分析、

ぜひお試しくださいね♪