ふだんはね、もう圧倒的に、
99%ぐらいは、
インタビューされる側じゃなくて、

インタビューする側なんです、ライターという仕事柄。



まあ、それでもね、

ごくたまーーーに、
年に一度くらいは、
なぜだかインタビューされる側にまわることもあります。





「記者のお仕事について」とか、
「取材をするときのコツ」とか、

「文章を書くことが好きになるには?」とか、

私に話を聞きたいという方々の目的は、
文筆にまつわるテーマが多い。


また、

私が絵本研究家としても活動していることや、
童話を執筆していることを聞きつけてでしょうか、
「子育てにおすすめの絵本選び」とか

「大人のための泣ける絵本」とか

そんなテーマでインタビューしてくださる方もいます。

(絵本を紹介し始めると、

自分が感極まってしまうこともしばしば。

事前に涙腺を引き締めておかないとね)

 
 

さてさて、
今回、私に取材を申し込んでくれたのは、
なんと、

高校1年生のキュートなインタビュアーさん。
メディアの表現方法を学ぶ授業の中で、

インタビュー記事を書くことになったそう。 

 


ちょっぴり緊張した面持ちの彼女は、
この日の取材を始める前に、

「記事を通して読者に伝えたいこと」を想定し、

「それに基づく質問事項」を

きちんと準備していた。
おお!なんと好感度の高いことよ。

 

 

どうやら彼女が今回、
読者に伝えようとしているのは、
「安定した立場に甘んじることなく、
新たなステージに向かっていく原動力や思いとは」

ということらしい。


そうそう、私の社会人スタートは、
某楽器メーカーに就職したころに遡ります。

幼少期から本を読んだり、
文章を書くことが好きだった私ですが、
音楽も同じように好きでした。
小学生のころから鍵盤楽器の教室に通い、
中高時代は吹奏楽部に在籍し、
大学時代はジャズにはまります。



そんな私にとって、
楽器メーカーでの社会人生活は、
刺激的で、驚きと発見に満ちていて、
それなりにドラマチックで、
充実していたのです。


しかーし、
そこからいろいろあって……、
本当にいろいろあって……、
(このあたりはかなり長いので割愛)


そんなあるとき、
某新聞社の新聞を読んでいて、
「中途採用の記者募集」
の記事を見つけました。


そこで、子ども時代からの夢だった、
「文章を書いて、人に伝えること」を
叶えようと決意。
安定していた会社を辞め、
一念発起して採用試験を受け、
なんとか滑り込むことができたのです。


それからは、
記者として修業と経験と鍛錬を積み重ね、
いろいろあって、
本当にいろいろあって、(ここも長いので割愛)

9年後にさらなる活動の場を求め、 
広告制作会社に転職→独立と、
人生スゴロクをつまづきながら進んでいき、
なんとか現在に至るわけですが……、

はたして、こんな不器用な経験が、
キラキラでキュートな高校生の役に立つのだろうか。
(激しく不安……)


彼女のインタビューそのものは、
緊張の上、慣れていないこともあって、
しどろもどろで、

こっちがハラハラしてしまうほどでした。


ですが、彼女は、
インタビュアーの持つべき、

一番大切なものを、誰よりもたずさえていました。



それは、
「相手のことを知りたい」
「もっと話が聞きたい」

という、相手への好奇心と信頼です。
彼女は、相手の発言だけでなく、

その場のテンションや空気感をしっかりと受け止め、

持ち帰ろうとしていたのです。

 

 

こんなインタビュアーには、
どんな人だって、
心を開き、何でも話してあげたくなるもの。
ふだん取材をする立場として、
改めて彼女に、大事なことを教わりました。


「ありがとうございました。
また何かあったら、お話を聞きに来ていいですか」
と、爽やかな笑顔で帰っていった彼女。
さて、インタビュー記事はその後、

どんなふうに仕上がったのでしょうか。
読ませてもらうのが楽しみだなぁ~。



 

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