ボージョレヌーボー! ワインはやっぱり生き物だ その2 | 語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

英語、フランス語、日本語を教え、翻訳をしながら思うこと:
語学力も大事だけど読解力を養わないとね。
15年以上ヨーロッパで暮らし、三か国で子育て。
フランスやベルギーのこと、子育てのこと、文化の違いについて書いています。

 

 

今日は、ボージョレ・ヌーボーを作る発酵方法、カルボニック・マセラシオンについてご紹介します。

 

他の発酵方法は酵母でブドウを発酵させます。酵母は新たに加えることもあれば、ブドウの皮に自然についていることもあるそうです。酵母をしっかり働かせるために砂糖を加えることもよくあります。

 

カルボニック・マセラシオンでは酵母や砂糖は使いません。

ブドウの外ではなく、ブドウが内から酵素を作るよう促します。

一体どうやってそんなことが可能なのでしょうか?

 

収穫したブドウを密閉して二酸化炭素を加えると、酸素のない環境でブドウが酵素を作り出すのだそうです。そして二酸化炭素を使ってブドウの糖分と酸を分解し、アルコールとフレーバーを作り出すのだとか。

 

carbonique はgaz carbonique、つまり炭酸ガスのこと。

maceration とは液体などに食材やハーブなどを漬け込むこと。

 

この発酵方法を使うのはボージョレ・ヌーボーだけではありません。軽めでタンニンの少ないフルーティなワインを作るためによく利用されます。

 

自然なカルボニック・マセラシオンは太古の昔からありました。が、人の手でコントロールしたカルボニック・マセラシオンがボージョレで盛んになったのは、ナチュラルワインの父と呼ばれるジュール・ショヴェ氏の功績が大きいようです。

 

ショヴェ氏は、代々醸造栽培をしていた家に生まれたようですが、もともと化学を勉強していたとか。ワインの病気について調べているうちに、生物学、物理学などあらゆる科学に手を染めるようになったそうです。1989年に亡くなるまで、ワインに捧げられた生涯でした。

 

一杯のワインの背後に、気の遠くなるようなストーリーがあります・・・

 

次回はボージョレヌーボーの解禁日について。

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