「自分らしい仕事に就き、自分らしく働く」ことをテーマにした21本目のユーチューブは、《戦略的な資金調達で、メルカリはフリマ事業に成功》編です。
(「スゴロクで学ぶユーチューブ」で検索してください。スゴロクは「カタカナ」です)
主人公は、フリマ市場のトップ企業メルカリの会長・山田進太郎さんです。
『メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間』を参考文献に制作しています。
山田さんは、愛知の進学校に入学します。
一生懸命勉強しますが、テストの成績は全450人のうち上位100人にはいれません。
この体験から、「頭の良さに関しては、上には上がいる」ことを実感します。
早稲田大学に入学してサークルにはいると、ここでも英語でプレゼンできるような優秀な学生の存在を知り、「上には上がいる事実から、引きこもり」に陥ります。
引きこもり生活のとき知ったのがインターネットです。
パソコンやプログラミングに興味をいだき、学習します。
プログラミング学習で知ったのは、「人間、得意・不得意がある」ということです。
プログラミンが得意な人は、独学でプログラミング言語をマスターしていきます。
パソコンソフト「信長の野望」を開発したゲーム制作会社「光栄」の創業者・襟川陽一さんは、もともと染色材料の販売を仕事にしていました。
30歳の誕生日に、奥さんからパソコンをプレゼントされたことから、独学でプログラミングを学習してゲームを開発しました。
プログラミングは、思考回路で「得意・不得意」が決まります。
アメリカの学校において飛び級で進学した頭脳明晰なソフトバンク孫さんはプログラミングは得意でなかったようです。
パートナーを務めたヤフー元社長・井上さんは、自分でプログラミングが組めたみたいです。
山田さんは、「上には上がいる」「得意・不得意がある」の教訓を生かしてメルカリの事業化に取り組みます。
メルカリの創業者は3人です。
山田さん以外にITビジネスの経験者が仲間でした。
社外取締役には、ベンチャーキャピタルの専門家がいました。
サイトビジネスは、収穫逓増型(売上が損益分岐点を超えるとそこからコストが増えず、伸びた売上のほとんどが利益になるビジネス)で、トップ企業がビジネスの儲けを総どりします。
山田さんは、この点を十分に理解し、先行する「フリル」と競争をします。
競争戦略にしたのが、ダウンロード数を増やす広告活動です。
ネット広告に始まりテレビ広告と、積極的に広告展開します。
その費用を、ベンチャーキャピタルから引き出します。
広告展開に合わせ、戦略的に融資を受けています。
融資に関して得意な人材を活用します。
フリマ市場の優劣は、ユーザーのダウンロード数できまります。
メルカルは、ネット広告の実施でダウンロード数100万回、テレビCMにより1000万回を達成して、収穫逓増型ビジネスでの総どりを実現します。
山田さんの夢は、「世界で使われるインターネットサービスを創る」の実現です。
そのため、アメリカでのビジネスに全力で取り組んでいます。
このゲームを通じ、「人間、上には上がいる」「人間、それぞれ得手、不得手がある」ということを学び、その経験を踏まえた働き方」を学ぶことができます。
山田さんの今後の働き方に、大いに興味がわいてきます。