いま、就活の山場なのでしょうか?
優秀な学生を採用するためでしょうか、企業CMをよく目にします。
最近、気になっている企業CMの一つは、スカイ株式会社です。
たしか、数年前も、大量の企業CMをしていました。
その時、親しくしていた大手IT会社のキャリア学習担当の若者が、スカイに転職しました。
それ以来、何となくスカイ㈱に関心があります。
4月あたりから集中的に流されているCMのナレーションでは
① 誰かの役に立つ働き方が好きだ
② 世の中にないものを生み出す仕事が好きだ
③ 仲間となら、かなえられる夢がある
など、これからの働き方を象徴する表現になっています。
優れたコメントです。
しかし、本少し残念に感じる点が2つあります。
1つ目は、「誰かの役に立たてる仕事が好きだ」です。
働く目的・意義に通じる言葉ですが、遠慮がちに聞こえます。
仕事をすること、働くことは、「人の役立つ」ことが前提です。
社会は分業体制にあり、個人それぞれが人のため自分の役割を果たすことが求められます。
「役立つことが好きか、どうか」ではなく、社会の仕組みからすれば仕事の原点は「人に役立つこと」です。
なにか批判をおそれるかのように、「仕事で人に役立つことを、好き嫌いで判断する」という必要はないように思えます。
「人の役に立たないこと」なら、それは仕事ではありません。
「仕事を通じて、人に役立つことを目指しています」と言い切る・・・?
「人に役立つことこそが、働く本質」です。
「働きたくない人は、人や社会に役立つことをしたくない」のです。
気になった2つ目は、「仲間となら、かなえられる夢がある」です。
社会は、やはり分業システムです。
仲間の協力なくして、仕事は成立しません。
仲間からの承認欲求が、仕事へのモチベ^ションを高めます。
「あなたを評価、支援してくれる仲間にあふれている会社なので、夢を実現できます」では・・・。
いかにもCM表現の枝葉末節を否定するように思われますが、仕事とは、「人のためにする」ものであり、「仲間の称賛により、モチベーションがあがり成果が高まる」ということです。
スカイ㈱の素晴らしさを訴えるには、もっとダイレクトな表現の方が有効なように思えますが・・・。
CMのコメントから、スカイの今後を大いに期待したくなります。