商工会議所への提案で、人間関係に関するゲームの制作を検討しています。
一つの案として、前回「ジョハリの窓」を参考にした「性格カードゲーム」を作ることについて書きました。
ところが、これは大きな問題があることがわかりました。
「ジョハリの窓」ゲームでは、他人に隠している自分の性格について触れることになります。
隠している自分を明らかにするのは、あまり心地よいものではありません。
やはり知られたくないはずです。
そこで、人間関係に関する本を調べてみました。
人間関係をこじらせる原因には、性格以外に価値観の問題があるみたいです。
人間関係の改善につながるゲームということになると、性格より価値観のほうが適しているように思えてきました。
「価値観」によるゲーム制作を模索してみます。
ゲームとしては、「価値観カード」を30枚ぐらい作ります。
ゲーム参加者は、4~5名ぐらいにします。
参加者の人数分、30枚のカードを準備します。
親を1名決めて、残りを子にします。
親は、自分に当てはまる価値観のカードを5枚選びます。
子は、親が重視していると思う価値観カードを5枚選びます。
選びおわると、カードを比較していきます。
全員が一致するカードは、親の明らかな価値観になります。
ジョハリの窓の自分も、他人も認めている価値観になります。
問題は、不一致のカードです。
そのカードを選んだ人は、なぜそのカードを選んだかを説明していきます。
何らかの理由があるはずです。
理由に疑問があれば質問します。
この話し合いで、お互いの価値観を理解しあうことになります。
仕事の現場でなにか対立点が起きる場合、価値観が大きな原因になります。
その人の価値観がわかっていれば、話の仕方が変わり、妙な誤解やトラブルも防げます。
効果的な説得の仕方も浮かんできます。
人間関係に関するゲームは、「性格カード」より「価値観カード」にしようかと考えています。