近所にヤマダ電機があります。
ここ数年、ブラック企業的なうわさが出てからこの店では大きな買い物をしていません。
就職支援をしている人間としては、どうしてもそうなります。
7月31日朝、パソコンのパスワード入力がうまくできません。
操作不能です。
前日までかけて制作していた8月8日実施の「ビジネス成功者の仕事ゲーム」学習会のスライドや資料データが取り出せません。
いつもなら、大事な資料はバックアップするようにしているのですが、完成前だったのでまだやっていませんでした。
パソコンは4年もつかっているので、壊れてもそう惜しくはありません。
問題は、8月8日用の資料データです。
これが回収できないと困ってしまいます。
さっそく、メーカーのサービスセンターに電話をいれます。
出てきたのは女性です。
経緯を説明したうえで、パスワード入力の方法を聞きます。
2・3分まってくださいとの返事です。
マニュアルを確認しているようです。
回答は、パスワードの件ですので、マイクロソフトに連絡してくださいでした。
マイクロソフトに確認すると、キーボードの上部にある数字が入力されず、同じキーの上部に小さく表示されている「! “ ♯」が入力されるトラブルと診断されました。
再び、メーカーに連絡です。
パスワードが入力できない理由が明快になったので、対策がないか尋ねます。
また、「2・3分まってください」との返事です。
対策が提示されましたが、その通りやってみても解決しません。
その結果、「機械的な故障で修理が必要です」となりました。
ここ10年間で、パソコンは3台目ですべて同じメーカーを利用しています。
何度かサービスセンターの方と話してきましたが、毎年センタースタッフの技術的対応力が低くなっている印象がします。
リカバー策の指示も、通り一辺倒で誠意のこもっていないように感じます。
最後の望みをかけて、パソコンをもってヤマダ電機のパソコン故障診断コーナーにいってみました。
すると、担当者は、いかにもパソコン好きといった30才前後の若者です。
パソコンを操作し始めます。
20分近く操作していたでしょうか、突然パスワードが解除になりました。
さっそくデータを回収します。
継続してパスワードが解除できるかシャットダウンしまた。
しかし、再び解除することはできませんでした。
まさに、一瞬の奇跡だったようです。
ほんの瞬間に吹いた神風でした。
20分近くトライしてくれたヤマダ電機のスタッフに感謝です。
なにわともあれ、データは回収できたのですから・・・。
この間の作業は無料だといいます。
お礼としてその場で新しいパソコンを買いました。
修理スタッフの誠実な取り組みに感謝です。
彼らぐらい真剣にやっていただくと、データが回収できていなくても納得できた気がします。
なんとなく、ヤマダ電機のファンになりました。