10月12日、就活中の大学生とその両親を対象に「大学が教えない就活の実態」説明会を開催します。
仲間から、飽きもせず人の集まらない説明会を開くものだと嘲笑されています。
いま大学3年生を対象にした説明会を開いても、少し早いのではとも言われました。
実際、おっしゃる通りです。
大学3年生なら、ちょっと早いように思えます。
しかし、私たちが働きかけているのは、来春卒業予定の4年生です。
10月1日は、各社で内定式が行われているはずです。
内々定をもらった学生は、この式に参加して正式内定になります。
ただ今年は、採用時期の後ろ倒しの影響で、開かなかった、開けなった企業もあると聞きます。
内定式に関係なく、いまだ内定をもらえていない大学生が全国に多くいるはずです。
就活に失敗したり、戦線から離脱した人たちです。
「売り手市場」といっても、内定をえるのはそう簡単ではありません。
「お祈りメール症候群」で、就活戦線から離脱する学生は年間7~8万人にいます。
私たちが対象にしているのは、そんな大学4年生とその両親です。
今年もあと3か月になりながら、立ち往生している人たちです。
就活に失敗すると、その後の人生に大きく影響します。
一生正社員で働けない可能性があります。
そんな苦戦している大学4年生を、来年の卒業までになんとして正社員で就職させたいと思っています。
内定をもらえない本人もつらいでしょうか、もっと心を悩ましているのは両親です。
「なにをモタモタしているのか」というべきか、なにもいわずに「見守り続ける」べきか、悩んでいることでしょう。
なにをしてやればいいのか、困っているでしょう。
そんな人たちを応援する説明会です。
だから、内定式を挟んだ9月や10月に説明会を開いています。
家族の痛みを共有してあげるには、出席者が一人でも開催する意味はあると考えています。
ご両親に「就活の実態」を解説したうえで、まだまだチャンスがあると激励する場にするつもりです。