公務員試験の受験資格に、「人への優しさを評価する」ボランティア活動の実績をいれたら? | think to careerのブログ

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 就職先として、公務員が人気のようです。


 大型書店の就職コーナーで目立つのは、「国家公務員、地方公務員、教員試験の問題集」です。


 ちなみに、全国の公務員の数は約400万人、そのうち国家公務員が約100万人、地方公務員約300万人(警察官や教職員も入っています)です。


 給料は、あるデータによると国家公務員660万円、地方公務員約700万円となっていました。


 民間企業の全平均420万円強からすれば、非常に魅力的です。


 そのため、公務員試験の合格を指導する就職塾も人気のようです。


 

 そのように人気の公務員だからこそ、採用試験を見直すべきではないでしょうか?


 公務員を志望する学生にその志望動機を聞くと、「安定性」をあげるようです。


 「リストラでクビになることもなく、給料も高い」ということが理由のようです。


 しかし、これでいいのでしょうか?


 志望動機で「安定性」をあげるようなタイプは、ある面「わが身が大事」という人が多いのでは?


 誰も「わが身が大事」ですが、公務員になりたい人から、何のてらいもなくどうどうと「安定性」あげる発言を聞くと大いに不安になってきます。


 いま日本が行き詰っている原因の一つは既得権の存在で、それに行政が大きくかかわっています。


 行政が既得権を見直そうとすれば、いろいろな軋轢が生じます。


 「安定性=わが身が大事」という人が、既得権者と戦ってくれるのでしょうか?



 公務員は、国民や市民を支援するサービス業でもあります。


 基本的に、「人に対する優しさ、社会への貢献意識」が求められる職業です。


 公務員試験の志望動機を聞かれたら、「市民が安心して暮らせる社会をつくりたい」といった答えをしていただきたいし、本当にそう思っている人を採用して欲しいものです。


 そのためには、公務員試験の受験資格に「ボランティア活動の実績」を加えたらどうでしょうか?


 高齢者対策、学童保育、街づくり、環境問題と、高校生から真剣に取り組めるボランティ分野はいくつもあります。


 「人に対する優しさ、社会への貢献」活動の実績を受験資格に加えたら、既得権の見直しに取り組めるような人材も採用できるのではないでしょうか?


 少なくとも、「市民のために働こうとする公務員」の採用につながると思います。