中学生の職場体験を単なる職場見学に終わらせないために、事前・事後学習用のゲームを作ってみました。 | think to careerのブログ

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 ある中学の先生から、高校生から社会人を対象とするスゴロク形式の「仕事ゲーム」について、中学生版を作って欲しいとの要望を受けました。


 職場体験を単なる職場見学に終わらせないために、その事前学習と事後の振り返り学習で「仕事ゲーム」を使ってみたいとのことです。


 そこで、これまでの「お店の仕事ゲーム」を改良し、中学生用に「店長の仕事ゲーム」を作ってみました。


 中学生版の主な特徴は2点です。1点目は、全体のマス目の表現を中学生にわかるようやさしくしました。


 2点目は、ゲーム参加人数の変更です。これまでゲーム参加者は3~4名としてきましたが、これを最大6名まで可能としました。


 中学のクラスは、5~6名単位でグループ編成されているそうです。そのため、ゲーム学習も普段のグループメンバーで行えるようにしてほしいとのことで6名にしました。


 実は、このゲーム参加者数というのは、学習ゲーム作りのポイントになります。


 今後ゲーム教材を開発したいと思っている方は、ぜひ記憶しておいてください。


 ゲーム参加者が増えるとゲーム時間が長くなり、授業時間内に終わらないという問題がおきます。


 たとえば、総合学習1時間の授業でゲーム学習を行うとすると、ゲーム時間は最大40分程度にする必要があります。


 スゴロク式ゲームの場合、4人用を6人用にすればサイコロを振る回数が1.5倍になり、自動的にゲーム時間も40分から60分に延長されます。


ゲーム時間などたいした問題でないように思われますが、授業で使ってもらうための最大の条件となります。


 今回の中学バージョンのゲーム制作を通じて、中学校のキャリア学習担当の先生もいろいろご苦労されていることが実感できました。


 そこで、5月か6月に、「ゲームを使った効果的なキャリア学習の進め方」セミナーを実施することにしました。


 「自分のやりたい仕事探しのキャリアカード」や仕事ゲームの中でも最も現場感覚を反映している「営業の仕事ゲーム」を体験していただくことを考えています。


 中学生版「店長の仕事ゲーム」につきましては、「㈱環境教育ソフト k-k-soft.com お知らせ」 をご覧ください。