小さく、ささいな人間関係のトラブル。それが15歳からの悲しい「七五三」を招く原因の一つ? | think to careerのブログ

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 キャリア学習の講師に行くと、一番気になるのが朝の挨拶です。

 受講者の多くはボソボソと部屋に入ってきて、こちらから「おはようございます」といっても、生半可な挨拶しか返ってきません。

 この傾向は、女性よりも男性に多くみられます。特に、15歳から2の「悲しい七五三」(「悲しい七五三」の意味は、このブログの「15歳から24歳の悲しい七五三」をお読みください)に該当する10代~20代の人たちです。

 部屋に入ってくるときはきちんと挨拶すべきと思うのですが、大きな声で「おはようございます」という男性はほとんどみかけません。

 なぜ挨拶ができないのかと不思議に思っていると、面白いデータがでてきました。「先輩社員からみた新入社員の気になる言動」と「新入社員からみた先輩社員の気になる言動」を比較したアンケートです。

 注目したのは、やはり挨拶です。先輩社員からみた新入社員の気になる言動で2番目に挙げられているのが、「挨拶がきちんとできていない」です。

 逆に、新入社員からみた先輩社員の気になる言動で1番なのが、「挨拶をしても返事が返ってこない」です。

 先輩社員は「新入社員は挨拶ができていない」といい、新入社員は「挨拶をしても返事がかえってこない」と、まったく逆の答えをしています。

 このような小さい、ささいなすれ違いこそが、人間関係を危うくする大きな原因になります。

 どこに問題があるかといえば、コミュニケーションの基本である、「相手に伝わってこそ初めて意味がある」という原則が理解されていない点です。

 自分は挨拶したつもりでも、それが相手に伝わっていないら挨拶になりません。つまり、相手に伝えることが重要で、伝わらないならそれは意思表示にならないからです。

 朝の挨拶を含め、相手に自分のメッセージを正しく理解してもらおうとする姿勢が、人間関係を円滑にする原点です。

 相手を意識して、相手につたわる言動を心がけていけば、15歳からの悲しい「七五三」も少しは解消されるのではないでしょうか。

 時間を見つけて、コミュニケーションギャップに関するキャリ学習ゲームを制作してみようと思っています。

 キャリ学ア習用の各種ゲームについては、「㈱環境教育ソフト k-k-soft.com お知らせ」 をご覧ください。