2時間ほどのクルージングを終えて、リゾート施設に戻る。
彼が事前に手配してくれていた、ケータリングでランチタイムを過ごす。
企業接待でよく利用している業者のようで、手際よく料理、配膳をこなして、ソムリエのようにワインまで注いでくれる。
地場の新鮮な魚介をふんだんにフレンチ風に調理したコースメニューだ。

あおいは「まるで高級レストランで食事しているみたいね、簡単にデリバリーでも取っていただいても良かったのに・・。本当に有難うございます。」と川上に礼を述べる。
「川上君の会社は業績も良いし、甘えてもいいんじゃないかな?」と僕が笑いながら言うと、
彼が「皆が宿泊できたら、ナイトクルーズやバーテンダーを頼んでカクテルディナーも楽しめたんだけどね。」と話すので、
「それに宿泊すればサウナ付きの浴場でゆったりもできるしさ。」と僕が話を続ける。


はるちゃんが「私、結婚してからあまり外泊するような旅行していないから興味あるわ。」と応える。
あおいも「それは私も同じ、色々と旅行して羽を伸ばしたいわ。貴方、また、どこかに連れてってよ。」と僕を見る。
僕は「二人とも独身じゃないから、そうそうは無理だね。」と応えつつ、あおいとは、伊豆の熱川に一泊旅行したこともある。(前述『混浴風呂のアバンチュール』)

川上が、「僕はいつでも歓迎するよ、その気になったら連絡してね。」と乗り気になっている。
僕が「あまり人妻を誘うようなことは良くないな。」と釘をさすと、
彼は「でも君はあおいちゃんとはすでにそんな関係なんだろ。」と意に介さない。
確かにその通りだから、彼に対しても僕の言葉に全く説得力は無い。

僕と川上の話のやり取りを聞いていたのか、
はるちゃんが、「ナイトクルージングで海上で停泊し、波に揺られて
夜景や星空を見ながら夜を明かすのって、一度経験してみたいわ。」と呟くように言うので、
すかさず川上が「はるちゃんから
連絡くれれば船を出すよ。」と応える。
あおいが、「嫌ねぇ、川上さん、下心丸出しだわ。その時は必ず私も一緒よ。」と口を挟む。
川上が、「下心なんて無いよ。もちろん、あおいちゃんと二人でもいいよ。」と言葉を取り繕う。

そんな際どい話も交えて談笑しながらランチタイムを過ごした後に、リラクゼーションルームに向かう。