子どもが小さいと、車ではなく公共交通機関を利用する機会も多くあります。
我が家も普段から路面電車や地下鉄をよく利用していますが、毎日のように乗っていると、「え?」と思う出来事に遭遇することも珍しくありません。
先日も、そんな出来事がありました。
寝てしまった娘を抱っこして優先席へ
その日は外出続きで、娘は路面電車に乗る前に寝てしまいました。
眠った子どもを抱っこしたことがある方なら分かると思いますが、小さな子どもでも眠ると想像以上に重く感じます。
友人と息子は先に車内の後方へ歩いて行き、私は娘を抱っこしたまま、一番前にある優先席へ向かいました。
その席は足元のスペースが広く、抱っこしたまま座るにはちょうどいい場所です。
「I'm standing here, ma'am.」
優先席の近くには一人の男性が立っていました。
ただ、その男性は座席の前を塞いでいるわけではなく、窓際に立っているような位置。私には「席は空いている」としか見えませんでした。
そこで娘を抱っこしたまま座ろうとした瞬間、その男性が不機嫌そうに一言。
"I'm standing here, ma'am."
「俺、ここに立ってるんだけど。」
かなり強い口調で、明らかに文句を言うような雰囲気でした。
一瞬、「私に言っているの?」と戸惑いました。
夫がいてくれたから冷静でいられた
その場には夫もいました。
夫はすぐに、
「ここは優先席。赤ちゃんを抱っこしているんだ。」
という趣旨を伝えてくれました。
2回ほどそのようなやり取りがありました。
すると男性は「Priority seat...」とぶつぶつ言いながらも納得した様子ではなく、「俺はここに立っているんだ」ということを繰り返し主張していました。
結局、その男性は次の停留所で降りていき、大きなトラブルにはなりませんでした。
でも、もしあの場に私一人しかいなかったら…。
きっと帰宅後も「なんであんなことを言われたんだろう」と、何度も思い返していたと思います。
夫が一緒にいてくれたことで、「私の感覚は間違っていなかった」と安心することができました。
毎日のように公共交通機関を利用していると、いろいろな人に出会う
子ども連れで公共交通機関を利用していると、本当にさまざまな人と出会います。
親切にベビーカーを持ち上げてくれる人。
笑顔で席を譲ってくれる人。
子どもに話しかけてくれる人。
その一方で、今回のように「なぜそんなことで?」と思うような対応をされることもあります。
毎日のように利用していると、こうした出来事は決してゼロではありません。
だからこそ、私は「公共交通機関にはいろいろな人がいる」と改めて感じます。
子どもを守ることが最優先
今回改めて思ったのは、こういう場面では「自分が正しいかどうか」を証明することよりも、子どもの安全を守ることが何より大切だということです。
もし相手が感情的になっているなら、無理に言い返さず距離を取ることも必要です。
そして、今回は夫が一緒にいてくれたことが本当に心強く感じました。
子育て中は、抱っこを代わってもらうことだけがサポートではありません。
思いがけない出来事に遭遇したとき、隣に「大丈夫」と言ってくれる人がいるだけで、気持ちの負担はこんなにも違うのだと実感しました。
子どもとのお出かけは楽しいことばかりではありません。
それでも、いろいろな経験を重ねながら、親も少しずつ「こういう時はこう対応しよう」と学んでいくのかもしれません。
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