下の子が歩くようになると、家の中の空気は一気に変わります。
今までは親のそばにいた子が、突然どんどん遠くへ行くようになる。
図書館でも、公園でも、「ちょっと待って!」と追いかける時間が増えていきます。
最近、わが家でもそんな変化がありました。
娘がどんどん歩くようになり、世界を広げ始めたのです。
もちろん成長はうれしいことです。
でもその一方で、家族全体の動き方も変わらなければいけないのだと実感しました。
今までは困らなかったことが、急に大変になった
以前は、娘が歩いていても、なんとなく私の近くにいました。
だから息子が図書館などでリュックを置いて別の場所へ行ってしまっても、特に困ることはありませんでした。
私がその場で荷物を見ていればよかったからです。
でも今は違います。
娘がどんどん遠くへ行ってしまうので、私はすぐに追いかけなければなりません。
すると、息子の荷物も持ちながら娘を追いかけることになります。
娘を抱き上げようとした時にリュックが邪魔になったり、移動しづらかったり。
そんな小さな負担が積み重なって、少しずつストレスになっていました。
育児の大変さって、こういう「細かい不便」の積み重ねなのだと思います。
でも、「お兄ちゃんなんだから」とは言いたくなかった
ただ、この変化は息子にとっても突然のことです。
今まで問題なかった行動が、急に「困ること」になる。
本人からすれば戸惑うのも当然だと思いました。
だから私は、「お兄ちゃんなんだからしっかりして」とは言いたくありませんでした。
下の子が成長すると、どうしても上の子に「できる側」でいてほしくなります。
でも、上の子だってまだ子どもです。
急に「お兄ちゃんなんだから」と求められると、「ママが妹ばかり見ている」「急に厳しくなった」と感じてしまうこともあるかもしれません。
私は、息子にそんなふうには感じてほしくありませんでした。
子どもの成長は、家族全員の変化でもある
今回改めて感じたのは、子どもの成長は、その子だけの変化ではないということです。
- 寝返りをするようになれば、床に物を置けなくなる
- ハイハイを始めれば、ドアを閉める習慣が必要になる
- 歩き始めれば、「待って」が必要になる
- 兄弟が増えれば、家族の役割も少しずつ変わる
子どもの成長は、家族全体の生活スタイルを変えていきます。
だから本当は、「誰かが悪い」のではなく、「家族のフェーズが変わった」のだと思います。
イライラする前に、変化を言葉にしたい
親も余裕がなくなると、つい感情的になってしまいます。
「なんで荷物を置いていくの!」
「自分で持ってよ!」
そんなふうに言いたくなる日もあります。
でも、怒りとして伝える前に、「今、家族の状況が変わっているんだよ」と説明することが大切なのかもしれないと思いました。
娘が歩くようになって、ママは前より動くことが増えたこと。
だから荷物を持っていてくれると助かること。
そうやって少しずつ共有していけば、息子も「急に怒られた」ではなく、「家族が変化しているんだ」と理解しやすくなる気がしています。
家族で“成長に対応する”ということ
子どもの成長はうれしいものです。
でもその裏側では、家族みんなが少しずつ対応を変えていかなければならない場面も増えていきます。
だからこそ、親自身が「今、変化の時期なんだ」と自覚することが大切なのかもしれません。
余裕がなくなってから怒るのではなく、変化を言葉にして共有する。
それだけでも、家族の空気は少し変わる気がしています。
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