海外の医療で戸惑った出来事
カナダの医療は丁寧で安心というイメージがありますが、実際に生活していると、戸惑う対応に出会うこともあります。
今回は、トロントで肺炎になりレントゲン検査を受けた際に感じた違和感と、その後の対応について、時系列でお話しします。
肺炎で受診、レントゲンの流れは理解していた
当時は咳がひどく胸も痛い状態で、できるだけ体力を使いたくないほど弱っていました。
レントゲン検査は初めてではなく、
- 下着は外す必要がある
- 無地のTシャツであればそのまま撮影できる場合がある
という流れは理解していました。
通常は医療用ガウンを渡されますが、その日はスムーズに検査を受けられるよう、装飾のないTシャツを着て行きました。
検査室でのやり取りと違和感
検査室で下着を外し、Tシャツ姿になったところで技師さんからガウンを渡されました。
そこで私は、
「このままTシャツで受けさせてもらえますか」
と伝え、ガウンを返そうとしました。
すると、予想外の言葉が返ってきました。
「は?使用済みのカゴに入れて!今素手で触ったよね!?汚いでしょ!」
("It's dirty!")
まるでばい菌を扱うかのような強い口調でした。
正直、「今あなたが素手で渡しましたよね」と思いましたが、その場では何も言い返せませんでした。
言い返せなかった理由:カナダの医療現場の特徴
カナダの医療機関では、
「指示に従っていただけない場合、サービス提供ができないことがあります」
といった注意書きを見かけることがあります。
安全管理のためのルールですが、体調が悪いときには心理的なプレッシャーにもなりやすく、その場では従うしかないと感じてしまいました。
帰宅後の対応:家族に相談し、医療機関へ連絡
帰宅後、この出来事を夫に話したところ、対応に疑問を感じ、医療機関に連絡を入れることになりました。
その結果、今回の対応について謝罪がありました。
後日わかったこと:技師の在籍状況について
さらに後になって、その技師の方はすでに契約満了で在籍していないということを知りました。
当時の対応と直接関係があるかは分かりませんが、一連の出来事を振り返るきっかけにはなりました。
今回の体験で感じたこと
今回の出来事を通して強く感じたのは、対応の仕方ひとつで患者の受け取り方が大きく変わるということです。
- 体調が悪い中での強い言い方は大きな負担になる
- 小さな違和感でも記憶に残る
- 医療現場でもコミュニケーションの質は重要
特に弱っているときほど、言葉の影響は大きいと感じました。
海外で医療を受けるときのポイント
今回の経験から、海外で医療を受ける際に意識しておきたい点をまとめます。
違和感を覚えたら覚えておく
その場で言えなくても、後から振り返ることができます。
後日でもフィードバックは可能
医療機関によっては、問い合わせや意見を受け付けています。
無理をしすぎない
体調が優れないときは、まず自分の回復を優先することも大切です。
まとめ:経験から学べることもある
海外生活では、予想外の出来事に直面することもあります。
今回のように戸惑う対応に出会ったとしても、その経験を通して「どう対応するか」を考えるきっかけになります。
もし同じような状況になった場合は、無理に抱え込まず、自分にとって納得できる形で対処していくことが大切だと感じました。
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