電車やバスで、妊婦さんや子ども連れ、お年寄りを見かけたとき、
「席を譲ったほうがいいのかな」
「でも、違ったら失礼かもしれない」
「断られたら気まずいな」
……と考えたことはありませんか。
私は以前、日本で公共交通機関を使っていたとき、よくそんな迷いを感じていました。
妊娠中や子連れのとき、自然に譲ってもらえたトロントでの体験
私自身、妊娠中にトロントで電車やバスを利用しているとき、自然に席を譲ってもらうことが何度もありました。
また、娘を抱っこ紐で連れているときも、特別なやりとりをしなくても、自然に席を空けてもらうことが多くあります。
譲り方はさまざまで、必ずしも「どうぞ」と声をかけられる形ではありません。
トロントでの譲り方はいろいろ
私の体験では、
-
「座る?」と一言聞いてくれる人もいれば
-
何も言わずにさっと立つ人もいました。
でもどのパターンも、とても軽やかで、気負いがありませんでした。
断っても、やりとりはあっさり
譲られたとき、私はこう言って断ることもあります。
「すぐ降りるから大丈夫です、ありがとう」
すると、
-
「あら、そう?」で終わることもあれば
-
何も言わずにそのまま立っている人もいる
-
「いいから」と軽く手で示してくれる人もいました
どのケースでも、気まずさはありませんでした。
譲ることと座ることは別の話
トロントでは、席を譲る行為は単なる選択肢の提示で、座るかどうかは相手の判断だという感覚が自然に共有されているように感じました。
譲る側は、相手が座っても座らなくても気にしません。
日本での感覚との違い
私が以前経験した日本の公共交通では、
-
妊婦さん「らしい」けれど違ったら失礼かも
-
譲って断られたら気まずくなるかも
-
座らなかったら申し訳ない気持ちにさせてしまうかも
と、譲る前からたくさん気を使う必要がありました。
譲られた側も自由に断りにくく、結局座ってしまうことが少なくありませんでした。
親切は押し付けず、軽やかに
私がトロントで体験した親切は、声をかけるかどうかも人それぞれですが、どれも押し付けではなく、相手に委ねられている点が共通していました。
譲る側も構えすぎず、譲られる側も遠慮しすぎない。
関係がとてもシンプルです。
小さな違いだけれど大きな気づき
席を譲るかどうか、座るか座らないか。それ自体は小さなことです。
でもその裏には、
-
親切の渡し方
-
相手との距離感
-
自由の尊重のされ方
といった文化の違いが、はっきり表れていると感じました。
まとめ|親切は「軽く渡して、相手に任せる」
私のトロントでの体験からわかったのは、
-
譲ってもいい
-
断ってもいい
-
言葉があってもなくてもいい
そのくらい軽やかな親切が、人を少し楽にしてくれるのかもしれません。
【関連記事】
