「自分の人生をワタシに捧げるつもりか」と沈黙の後、カエール侯爵は言う。
「カエール様が私のことはもう要らないと言わない限り護衛兵として働き続けるつもりです。侯爵はこの国を変えるために自分の人生を惜しまないと思っていると同じように、私はその考えを持っているカエール様のために働きと思っています。一緒にいられる時間、一緒に同じ道を歩くと言ったのはカエール様ではありませんか。私もそうしたいです。もう侯爵が歩き続けることができない時に私はできる限代わりにその道を歩きましょう」
「厳しいぞ、その道もワタシの教えも」
「構いません。これは私の出した答えです」
侯爵は私をじっと見つめている。
「後はいい令嬢を見つけるだけか」と時間を無駄にしないカエール侯爵。
「婚約者希望者いませんでしたか」
「でも、どれも今の王室の味方の家だから。この家の味方になってくれる家族がいい。・・・確かポルニャク家に娘が二人いた。アングス伯爵とあまり話したことがないが、ワタシと同意見のようだ」
「しかし今のを断るのも・・・」
「だから父上の手を借りるしかない。ポルニャク家の次女と会って、恋に落ちたフリをして、婚約。カエール侯爵は愛に満ちた結婚を選んでもおかしくはないだろう」と笑顔を見せる「しかし父上より、ジェアンに頼もう。軍と全く何の繋がりもない方がいい」
「後、私のことを護衛兵として認めてもらうだけですね」
「夢中にさせれば、アリアネのことを眼中にも入らないから、大丈夫」
「自信がありますね」
侯爵は私の嫌がる嫌らしい笑顔を見せた。
「今日出席する舞踏会がある。アリアネ、支度を。ジェアンと会えると思うから、ポルニャク家の次女の話をしよう」
つづく