今度こそー物語1 | Thinelの世界

Thinelの世界

私の描く世界へようこそ

 ちょっとアイディア浮かんだので:

 数々の星がよく見える夜。冷たい風が吹き、この戦場で眠る兵士たちの魂を連れ去ってゆく。闇の中に浮かぶ月は血で染められたように赤く。
 この場を歩き渡る私は一人で立つ彼を見つけた。初めて本人と会う時でもあった。彼の下で働いているとは言え、私がいる地域は彼のいる都からとても離れている。彼に声をかける前に、彼は私の気配を気づき、近づいてきた。言葉の変わりに優しい笑顔と冷めた口付けで私と挨拶を交わし、歩き出した。驚く暇もなかった私は先に帰る彼を追うしかなかった。



                                                            つづく