あるマンガの中の
言葉です
【 想像力があれば沈黙の中に音楽を
聞きとることも、白の中に
無数の色彩を見ることもできる 】
前回と前々回で
児童文学が好きなこと
お話し しましたが
以前から
疑問 というか
これって どうなんかなぁって
思ってたことがあってですね
それが上の言葉と
重なるんです
絵本 って
当然 絵があるじゃないですか
絵本っていうくらいでしゅから
例えば鬼 が出てくる本で
鬼の絵があれば
その子にとっての鬼は
その挿絵の鬼に
なってしまうんじゃないかって
でも 鬼だって
赤鬼 もいれば
青 鬼もいる
もしかしたら黄 鬼や
ピンク 鬼もいるかもしれない
つりあがった細目ばっかりじゃなく
たれ目やパッチリ目 も
あるかもしれない
ママのような ずん胴体系鬼もいるかもしれない
こども一人一人 に
それぞれの鬼がいて
いいはずなのに
絵本の絵ってインパクト があって
こどもに絵のイメージを
うえつけちゃうような
気がしちゃって
それが ちょっと
これでいいのかなぁって
ティンママは
『 物語の行間に
絵を想像してほしい 』って
そんな風に思っちゃう
そのほうが想像力を
養えるんじゃないかって
思っちゃうわけですよ
本を楽しむために必要な 【 目に見えない世界を
心の中に見えるようにする力 】 が じゅうぶんに
発達していない子らにとって、絵は心の中に自分の世界を
描く手掛かりになる って 絵本の編集に
長く携わっていた方が言ってるでしゅ
そうか そうなんだね
1回読んでもらった絵本を数年後に自分で
読んだ時、また違う世界を感じることがあるけど
その時に挿絵の印象についても違う感じ方を
することもあるかもしれないよね
そうだね 同じ音楽でも指揮者によって表現が
変わることも演奏時間そのものも違うらしいよね
だから読んでくれる人によって
感じが変わったり、自分のその時の感情とか
経験してきたことによっても物語に対する感じ方が
変わったりすることもあるんだね
なんか 今日は真面目な話だね
ふざけた会話がないね
これが本来のティンママの姿なんだぞ
それこそ 大ウソで ふざけた話でしゅ