2m八木アンテナ 2パラ 整合器製作 | アマチュア無線局 HF&ローバンド JP3DDL

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昨日、いつもお世話になっております、OM様から

2mバンドの 9エレメント 2パラ スタック、アンテナを頂きました

整合器が調子が悪いみたいですが 頂いてきました

仮設で平屋の屋根に設置しましたが、整合器部分の接触が非常に悪く 風でも吹き同軸が揺れますと、SWR計は2~10と変化します 

今回は 自作で 作ってみたいと思います

メーカー物は 安くて1諭吉、近くいたしますので…

まず、2パラ、スタックですから 1本の同軸を2本に分ける M型コネクターT型ジョイントは必需品です

本日は、手短に Qマッチを用い整合致します

Qマッチとは Quarter Matchのことで、1/4λ'の伝送路(同軸)でマッチングを取ることから来ています。

トラップの製作です

同軸は今回


5D-FB 50Ωと 5C-FV75Ωで作ります

なぜ、このような組み合わせを用いたのかは、同軸の短縮率にあります

当方のような初心者でも、簡単に出来るように、工夫致しました

同軸の短縮率は ともに0.81です

同じサイズで計れば、失敗も少ないはずです

各、同軸の寸法は

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同軸トラップは 300÷144〔希望周波数〕÷4〔4分の1λ〕 に同軸短縮率を掛けたものです
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同軸コネクターで 中間Mコネクター、ジョイントを用いると損出率が高くなりますし、財布に厳しいので、今回は 50Ωと75Ωは ラグ板を用い接続しています

特に、直接つなぎ合わせたほうが、損出率が下がると思いますが 補強をかねて今回この接続で…


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寸法は上記のサイズできちんと測りましょう

その後 同軸に添え木等をして、自己融着テープで雨水対策を念入りに



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上部T型コネクターからのアンテナ 同軸は 任意の長さで使用できますので 便利です もちろん50Ω同軸で

トラップ下側に 75Ω同軸〔赤色のしるし〕を持ってきて 本体側同軸に接続しましょう


難しい話はなしで  整合器の出来上がりです

この整合方法では

インピーダンスは56.25Ωとなり、SWR=1.125
 に計算上なります。

50Ωの整合にこだわる方には、不向きですが…



晴れの 休みの日に 屋根に上ります

その節までは 完成画像、お待ち下さい