実家に帰りました | チワワのティムとその家族

実家に帰りました

こんにちは。


昨日は実家に行きました。考えてみればなんだかんだ忙しくてお正月以来帰ってなかったなぁ。

僕の実家は渋谷区にあり、母親が今は一人で住んでいる。

新宿や渋谷に買い物に行く時は駐車場代節約のため、実家に車を停めて行く。


家の車庫に車を入れようとして、あれっと思ったことがある。道路にわらわらと人がいて、僕は、はらはらしながら

悪戦苦闘し、長時間かけて車を車庫に入れなくてはならなかった。なんせ道が狭いので何度も切り返しをしなくてはならなく、歩いている人も止まって車がバックするのを待たなくてはいけない。

僕は何度もすいません、と手を挙げやっとの思いで車を入れた。

あれっなんでこんなに人が歩いてるんだ?と思った。

何年か前まで実家の前の道路は人なんてほとんど通らなかった。僕は家のまわりの景色ががらっと変わっていたことに今更になって気づく。


かつて家のまわりは工場が立ち並んでいた。が、今はすべてマンションになっている。家のまわりにはぼんぼん

マンションが建ちまくり、僕は土地勘を失うほどだ。よって僕の思い出もあやふやになる。人は景色や行動に思い出を焼き付けていたりするからだ。


大好きだった祖母と手をつなぎ、自分の足音が工場の壁にこだまするのが不思議だったその頃の思い出を留めておく要素はなにひとつ残っていない。


僕の部屋からは新宿の高層ビルが見え、西日がビルに反射して僕の部屋はとても明るくなった。

その瞬間がとても好きだった。今はもう見えない。


寂しいけど、仕方がないな。


唯一残っているのは首都高の音。

昼間は聞こえないが夜中になるとかすかに聞こえてくる。

ずっと聞いていると限りなく打ち寄せる波の音のようだ。

ちょうど春に強い南の風が吹いたときの海のように。


僕が帰るとき、母親は表まで出てきて

「気をつけてね」

「シートベルトしっかりつけてね」

「子供が多いから気をつけてね」

「○○ちゃんによろしくね」

「ティムちゃん今度連れておいでね」


通りを歩いている人がみんな見ていく。



「おう、かあちゃんも火の元とか戸締りしっかりしてな」

「また近いうちにくるから」


「あっそうだ、地元の友達と飲むから泊りにくるよ」

なぜか僕はそんな約束なんてないのにそう言ってしまった。


しかも車で1時間位しか離れていないのになぜこんなに寂しく、心配なんだろう。


変わらないものってなんだろう。

人は変える事はできても、変えないことはできないのかも。


近いうちに妻とティムを連れてまた行こう