早い退院 | 大腿骨頸部 骨折 松葉杖

大腿骨頸部 骨折 松葉杖

2014年8月3日キャンプの夜、岩場へ転落…56歳が大腿骨頸部の完全骨折から回復できるか…6年経って新たな展開に

抜釘手術の後は順調に経過し、術後5日目になる明日の退院が決まった。ただし、しばらくは片松葉杖を使う指示が出ている。

 

2年前の骨折修復、4ヶ月前の急性虫垂炎、そして今回の抜釘手術、と3度の入院と手術をしてみると、それぞれの病院によって様々なやり方が違うことに気づく。

 

まず腰椎麻酔。最初の救急病院では予め硬膜外で軽く麻酔をかけてからクモ膜下腔へ針を慎重に進めていた。虫垂炎の日赤でも似ていたが、催眠薬プロポフォールなしのスパルタ式?だった。今回の大学病院はいきなりブスッとクモ膜下まで針が入れられたので痛くて驚いたが、あっという間にお尻が温かい麻酔前の感覚が訪れた。麻酔科医が違えば麻酔のかけ方も違うものだと思った。

 

手術創を保護する方法もそれぞれだ。救急病院では透明なフィルム材でずっと通したので、シャワーでもそのままだった。日赤ではガーゼを軽く当てただけ。今回は分厚いガーゼで分泌物を吸収し、途中で不織布パッドへの取り替えがあった。ただ、このパッドのままだとシャワーを浴びると濡れてしまうので、抜糸までは自分でフィルム材を用意してシャワーの都度、工夫するつもりだ。
 

術後の経過は、骨折の時に比べて格段に早く、虫垂炎の時に似ている(入院も同じ6日だった)。つまり骨折の時に術後の炎症や筋肉痛がひどかったのは手術のせいではなく、骨折が起こした炎症や内出血による侵襲が原因だったということがよく分かった。それだけ重篤な骨折だったということだ。