骨折してから3ヶ月弱、12週になった。あの頃は真夏だったけれど、今はもう長袖の肌触りが心地よい。普通の骨折なら保存療法でも骨が接合している時間だろう。今回の滑落で肋骨も少しヒビを入れたはずなのだが、いつの間にか治っていて、もう胸に痛いところはない。
それに比べると、大腿骨頸部骨折というのは関節包内部で起こるので治りづらく、プレートやボルトを入れたことによる炎症もあって、なかなか完治が見えてこない。最近、会う人にいつ治るのかとよく尋ねられるが、自分自身が一番わからない。朝起きたら痛い場所が毎日少しずつ変化する。
でもたぶん今週の整形外来で、荷重制限が2/3に緩和されるだろう。2/3荷重というのは、松葉杖が1本になるということだ。この三連休はそれを見越して、少しシミュレーションをしながら片松葉杖の練習をしようと思っている。ちょっと試してみた感じでは、空いている手に何か手すりとか掴む物がないと不安な感じがする。
事前に練習しようと思うのは、今週の後半、病院へ行ったその足で、東京へ泊まりの出張へ行かなくてはならないからだ。いきなり松葉杖が1本になって、新幹線と在来線での出張…さて、大丈夫なのだろうか。
でも、片松葉杖で歩けたら、空いている手で物が持てる。部屋の中でコップや本を持って歩くのにも困ることはなくなるだろう。とうとう、やっと、病人の生活から、少しだけ普通の日常に戻れることを期待している。